初海外「台北・ソウル・シンガポール・グアム」4都市を子連れ基準で比較
「初めて子ども連れで海外へ行くなら、どこが良いだろう?」と悩む方は多いのではないでしょうか。大人だけならまだしも、小さな子供と一緒の海外となると、様々な不安が付きまといます。
そこで今回は、日本から近い人気の4都市「台北・ソウル・シンガポール・グアム」にしぼり、小さい子供・赤ちゃん連れでの訪れやすさを現地の人の雰囲気、食事やベビー用品の調達事情といった事で比較してみました。実際に訪れたときの体験談も交えながらご紹介します。
台北は「やさしさ」と「食の安心感」が魅力
初めて子連れで訪れる海外としても人気の高い台北。街の人のやさしさや、子どもと一緒に食べやすい料理の多さなど、安心できるポイントが多くあります。観光地としての手軽さだけでなく、細やかな配慮に支えられる心地よさを感じました。
ベビーカー移動と段差事情
台北のMRT(地下鉄)はエレベーターが多く設置されており、ベビーカーでも比較的スムーズに移動できます。ただし古い駅では階段しかない出口も残っていて、そういう時は近くにいた人が声をかけてれ、手伝ってもらえたのが印象的でした。街歩きの際も大きな段差は少なく、移動のしやすさはかなり高いです。
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現地の人との距離感と子どもへの声かけ
台湾の人は子どもにとてもフレンドリーで、ベビーカーを押していると「かわいいね」と日本語で声をかけられることもありました。食堂で泣いてしまった時にも、周りの人が笑顔であやしてくれたのは心強かったです。
夜市で子どもが寝てしまい、食べ歩きが難しくなった時に、近くにいた地元のおばさんっぽい人が「これ使いなさい」と椅子を譲ってくれました。おかげでゆっくり魯肉飯を食べられたことは、台北の温かさを象徴する出来事でした。
食事とミルク・離乳食の調達事情
台北は日本人の口に合う食事も多く、子どもと一緒に食べられる料理も多彩です。街中のスーパーやドラッグストアでは日本製のおむつやベビーフードも見つけやすく、「思ったより現地調達でなんとかなる」と安心しました。
ソウルは近さが最大の強み
日本からわずか2時間半ほどで到着できるソウル。距離が近いため子ども連れでも体力的な負担が少なく、短い滞在でも観光や食事を満喫しやすいのが大きな魅力です。都市のにぎやかさと、気軽に立ち寄れる市場や公園が共存している点も子連れ旅行に向いています。
公共交通機関とベビーカーの相性
ソウルの地下鉄は広くて便利ですが、エレベーターが少ない駅もあり、ベビーカー移動には多少の工夫が必要です。ただ、バスやタクシーの料金が安いので「無理せずタクシーを使う」という選択肢を取りやすい点が助かります。
子連れで過ごしやすい観光エリア
南大門市場や明洞は混雑する事が多めですが、広場や歩行者天国の時間を狙えばベビーカーでも安心。子ども向けの遊び場は公園が中心で、地元の親子と自然に交流できる雰囲気があります。
食文化と子供の食事のしやすさ
私は韓国を訪れるまで韓国料理に対して辛い物というイメージがありましたが、キンパやスープ類など子どもが食べやすい料理も豊富。スーパーには日本製のお菓子や飲み物も並び、アレルギー対応の表示も分かりやすかったです。
市場で子どもが屋台の料理をじっと見ていた時、店員さんが小さなサイズに切って「サービスね」と手渡してくれたことも。にっこり微笑むその姿に、言葉が通じなくても温かい交流ができる国だと実感しました。
シンガポールは都市型リゾートの安心感
赤道直下の小さな国ながら、観光・治安・利便性がそろった都市シンガポール。空港から街までのアクセスが良く、子どもが遊べる施設や公園も多いため、初めての子連れ海外でも安心して過ごせます。都市型リゾートらしい整備された雰囲気と南国の気候が合わさり、家族旅行に向いた環境が整っています。
空港から街中までのアクセスと治安
シンガポールのチャンギ空港から市内まではMRTで30分ほど。清潔感があり治安も良く、深夜の到着でも不安を感じませんでした。空港内には子ども用の遊び場もあり、到着直後から助けられます。というより空港内だけでも一日十分遊べる程の見どころがあり、もちろん遊具などもあります。
公園・水遊びスポットの多さ
シンガポールは都市の中に公園や水遊びエリアが点在していて、子どもを自由に遊ばせられるのが魅力です。特に「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」の子ども向け
ウォータープレイは、無料で楽しめて親としてもありがたい存在でした。
ベビーカー&紙おむつ調達事情
大型ショッピングモールには必ずといっていいほどベビー用品店が入っており、紙おむつや離乳食は日本製も購入可能。ただし価格は日本の1.5倍ほどとやや高めです。海外ブランドの日本では見た事がないおむつなどもあり、それは日本の物と比べると比較的安価で購入できます。
マリーナベイ周辺を散歩中に突然のスコールに遭遇。慌てて屋根のある場所へ駆け込んだのですが、タクシーが全く捕まらない!雨天時は日本もそうですが、シンガポールでもタクシー(Grab含む)の競争率はかなり高くなります
グアムは短時間で行ける南国リゾート
日本から約3時間半と、子連れでも移動の負担が少ないのが大きな魅力。遠浅のビーチやホテル併設のプールなど、リゾートならではの環境がそろい、小さな子どもでも楽しめる設備が充実しています。滞在中はのんびり過ごすだけでなく、買い物やドライブで観光スポットを巡る楽しみ方もできるのが特徴です。
ただし、全盛期と比べてグアムを訪れる日本人の数は減っており過去のような賑わいや日本語が飛び交っていると言う程の状況はありません。現在は韓国資本が多く進出し、韓国人旅行者が多い印象です。
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ビーチリゾートと子ども向けアクティビティ
飛行時間は3時間半ほどで、子連れでも体力的に無理が少ないのが大きなメリット。遠浅のタモンビーチは波も穏やかで、小さな子でも安心して遊べます。ホテルのプールや子ども向けプログラムも充実しており、リゾート滞在を満喫できます。
グアムは公共交通が限られているため、レンタカーがあると便利。チャイルドシートのレンタルも可能で、スーパーや観光地を自分たちのペースで回れるのが子連れには便利です。
スーパーや薬局でのベビー用品事情
Kマートやペイレススーパーマーケットなど大規模店で紙おむつや粉ミルクを購入できます。ただし種類は限られており、他の都市ほど日本製のオムツやベビー用品の品揃えは良くありません。アメリカブランドの物も多く、日本でも一時期販売されていたハギーズなどは良く見かけます。もし気になる場合は日本からある程度持参しておいた方が安心です。
タモンビーチで砂遊びをしていたら、近くにいた家族の子どもが一緒にお城を作り始めました。言葉が通じなくても「バケツ貸して」のようにジェスチャーでやり取りし、子ども同士が自然に遊び始めた光景は忘れられません。
4都市を子連れ目線で比較まとめ
ベビーカー段差・公共交通機関
・台北とシンガポールはベビーカーにやさしい都市設計。
・ソウルはタクシー併用で快適に。
・グアムはレンタカー前提で移動の自由度が高いです。
現地の人の声かけ・安心度
・台北とソウルは人の温かさを強く感じやすい。
・シンガポールは治安の良さが安心感につながる。
・グアムは観光客慣れしていて、フレンドリーな交流が多いです。
食事やベビー用品の入手しやすさ
・台北は日本製品が豊富で調達が楽。
・ソウルも日本製商品が見つけやすい。
・シンガポールは価格がやや高め。
・グアムは選択肢が限られるためこだわりがある場合は持参が安心。
初海外で子連れにおすすめなのは?
「どの都市も子連れで楽しめる」というのが結論です。ただし、重視するポイントで選び方は変わります。移動や食事の安心感なら台北、近さ重視ならソウル、都会と自然の両立ならシンガポール、リゾート感を楽しみたいならグアム。ご家庭のスタイルに合わせて、無理のない初海外を楽しんでみてください。
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この記事を書いたのは

人気の場所から治安の悪い国まで様々な国に渡航経験があり。多い時はホテルに月間15泊以上、海外野宿・ゲストハウス、民泊から一流ホテル、クルーズ船まで大概制覇。英語は全く得意じゃないけど何とかなっています。