赤ちゃんと飛行機に乗る14日前から始める準備13種まとめ

当サイトでは0~2歳の子供・赤ちゃんと一緒に飛行機へ乗った時の体験談などをいくつか書いておりますが、周りの人からの話なども総合して赤ちゃん連れで飛行機に乗る時の対策や準備物などをまとめました。

これから赤ちゃんと一緒に飛行機に乗るという方は是非参考にして下さい。

2週間以上前から準備しておく事

飛行機へ乗る前から戦いは始まっています。数日前からでは無く具体的な旅程が決まった時から子供と一緒に準備をするようにしてみて下さい。

飛行機という物を教える

0歳や1歳前半だとまだ難しいかもしれませんが、ある程度物を判別できるようになっていれば、100円ショップに売っているおもちゃの飛行機でも良いですし、絵本でも、最近はYoutubeで映像も見れますので「飛行機はお空を飛ぶんだよ~」と飛行機という物の予習をします。

2歳にもなれば飛行機のおもちゃと実際の飛行機を関連付けられるので、予習はかなり大切な工程だと考えています。

膝の上に座って遊ぶ練習

多くの場合赤ちゃん用に一席確保する事はせず、膝抱きで搭乗をされるのではないでしょうか。

例えバシネット(ベビーベッド)の確保をしていた場合であっても離着陸時やシートベルト着用サイン点灯中は膝の上に座らせる必要があり、この時間が皆さんが考えているより意外とあります。

なので、日常生活の中で保護者の膝の上に座らせて一緒におもちゃで遊んでみる…など機内を想定した遊び方を一度試してみると、このおもちゃだと大人しくしてくれるなど様々なヒントが見えてきます。

言葉が分かる子には機内での過ごし方を話す

ある程度言葉が理解できる場合は飛行機の予習をする段階で、「飛行機で静かにできた子はお菓子が貰えるんだって」「今度飛行機の中でねんねんしようね」など事前に機内での過ごし方を言い聞かせておくのもかなり効果的です。

我が家はシートベルト着用ごっこをしたお蔭か着席と同時に自らシートベルトを着け喜んでいました。

当日に向けて準備しておくべきもの

準備物についてはフライト時間や航空会社によって大きく差が出ますが、当然の事ながら長時間のフライトであればある程攻略の難易度も高くなりますし、ANA、JALなど国内の航空会社より外資系の航空会社の方が難易度は格段に上がります。

おむつ・粉ミルク・抱っこひもなどの日常必需品

年齢によってこの辺りは様々だと思いますが、普段のお出掛けに持って行くものは当然必要です。

粉ミルクを作る場合お湯は機内で貰えますので(ただしLCCでは貰えない事もあるので要注意)水筒などを持ち込む必要はありませんが、国際線に乗る場合缶入りの粉ミルクをジップロックなどに1回分づつに小分けして持って行くのはお勧めしません。

理由は極々シンプルで正体不明の白い粉を持っている不審人物になるからです。

抱っこ紐について注意!!

ほとんどの方はおでかけ必需品の中に「抱っこひも」も含まれるのではないでしょうか。ただこれがちょっとクセ者で航空会社によって扱いが異なります。

ANA、JALは離着陸時も含め抱っこひもの使用が許可されています(※公式HPにも記載あり)スカイマークは離着陸時はヒモから降ろして膝抱っこ&シートベルトだったような気が(※ちょっと自信ないごめんなさい)。そして特に外資系航空会社では離着陸時は膝抱っこ&シートベルトの傾向があります。

これは寝ているからと言っても許されない場合が多く、泣く泣く紐から降ろす事になる方も多いようです。

ここまではまだ良いんですが、航空会社によっては非常時脱出の妨げになるので機内で抱っこひもは全面禁止という会社も存在するという事を頭の片隅に入れて置いてください。

LCCであるジェットスターは抱っこひも全面禁止で公式HPにも記載があります。

お菓子や子供が好きな食べ物

これは是非用意してあげて下さい。気圧の変化で耳がつーんとしないように飴をという記述を良く見かけるかもしれませんが、棒の付いたペロペロキャンディーの方が(※ベトベトになりますが)何かと便利で低年齢だと安全です。

そしてよく誤解されるんですが、日本を含め多くの国では肉製品の持ち込みが禁止されていますが機内への飲食物の持ち込みは何の問題も有りません(※LCCなど一部の会社では持ち込み物の機内飲食禁止という所がありますが)

国際線の場合、肉製品を含めた食べ物全般・飲み物であっても赤ちゃん用の物であれば液体物とは別に手荷物検査で申告する事によって持ち込むことができます。(国内線はそもそも普通に持ち込めます)

しかし、肉製品を持ったまま海外の国で入国する事は多くの場合できませんので、機内で食べてしまうか目的地の空港到着時に余っていればその場で破棄すれば問題はありません。

子供用の機内食について

機内食を予約という事は国際線だと思いますが、大人用でもそうですけど機内食ってあまり美味しくありません。

特に外資系航空会社になると美味しい事の方が珍しく子供用の機内食についても例外ではありません。機内で食事が出るから~と子供の食事を楽観視していると全然食べてくれないという事態に陥る事があります。

デルタ航空の機内食について別記事を書いております。

おもちゃ・映像などをダウンロードしたスマホ

これも多くのサイトで書かれている通り目新しい物を入れておく&特別お気に入りのおもちゃがあればそれも効果的です。音の出るおもちゃはNGと多くのサイトでは書かれていますが、楽器など音を出す事が主体の物で無ければ、少々の音であってもエンジンの轟音でうるさい機内では隣にいたって聞こえません。

そして海外旅行や長期間の旅行の場合は荷物も多くなりがちですので、100円ショップなどを活用して旅先で処分しても惜しくないオモチャを揃えておくのもオススメです。

特に1歳ぐらいの子供だと紙を破くのが楽しいという事もあるようで、折り紙(+事前に折り方の勉強)で意外に間が持ったりします。

映像系でおすすめしたいのはNetflix、これは別記事で詳しくご紹介しております。

羽織る物

意外と忘れがちなのが子供の羽織る物です。毛布は貸してもらえますが基本的に機内は寒いです。

国内線であれば時間も短いのでそこまで問題にはならないかもしれませんが、長距離を飛ぶ国際線になると毛布だけでは大人でもかなり寒さを感じますので、夏場であっても子供用に何か羽織る物があれば安心です。

うまく言葉をしゃべる事ができない赤ちゃんの場合、寒くてずっと泣いているという事にもなりかねません。

航空会社への依頼

バシネット(ベビーベッド)の手配や座席指定が事前にできる場合は周辺にスペースがある場所や人の少なそうな場所を指定する。

チャイルドミールなど事前に航空会社に依頼しておくものがあれば手続きを済ませましょう。別で関連しそうな記事を書いておりますので宜しければご覧ください。

搭乗当日にする事

これも多くの口コミなどで書かれていますが、一番基本的で教科書的な方法は「飛行機に乗るまでにいっぱい遊んで疲れさせ、機内では寝てもらう」です。ただし相手は子供、そうそう思い通りに行く訳ではありません。

少し早目に空港へは到着する

これはほぼ間違い無くそうした方が良いです。バシネット(ベビーベッド)席を予約していた場合でもあっても利用可否は当日というケースもありますし、何より混雑回避の為に早めに動くに越した事はありません。

またチェックイン手続きや手荷物検査などの時に大混雑する行列に並ばずに済む裏技があり、これは海外旅行で尚且つ航空会社が限定されますが別記事で詳しく書いておりますので宜しければご覧下さい。

早めにって具体的にどれ位?と思われるかも知れませんが、航空会社の案内では一般的に2時間以上前の到着が推奨されています。

しかし小さい子供が一緒であれば私の場合は遅くても3時間前、平均すると4時間前ぐらいには着いていると思います。

飛行機搭乗前までに食事は済ませておく

これは上でも少し書きましたが、特に疲れさせて眠らせる方法を選択する場合は機内食に過度な期待をせず搭乗前にお腹いっぱいにしておく or 機内で食べられる物を調達しておく方がリスクが低くなります。

逆に絶対これは寝ないな…という時はお腹空いた状態で飛行機に乗り、事前に買った食事や機内食・お菓子を食べながら時間をつぶすという方法もあります。

キッズルームなどで遊んでおく

基本はいっぱい遊んで疲れさせた方が良いと思います。ただ別記事で書きましたが、

「遊び疲れて眠い!でも機内はうるさい、寒い、いつもと環境が違って寝れない!!うぇぇーん!!」

という最悪なパターンもあるという事をぜひ知っておいて下さい。これはあくまで個人的な印象ですが、普段の寝つきが悪いor遊びたがってなかなか寝ないという子供の方がこの傾向はある感じでした。

飛行機に乗るタイミングを考えておく

ほとんどの航空会社では「優先搭乗」という制度があり、赤ちゃん連れや要介護者などは最初に飛行機へ乗る事ができますが、ただし必ずしも最初に乗った方が有利という訳ではありません。

飛行機は搭乗開始から出発まである程度の時間がある為、フライト時間+その時間を機内で過ごさなければいけなくなるので真っ先に乗ると保護者の神経を使う時間が長くなるだけです。

単に席近くの荷物棚が埋まってしまわないか心配というだけであれば両親のどちらかが先に荷物を持って乗ってしまうのもありですし、子供が今にも寝そうという場合も先に乗るメリットはありそうです。

ただしバシネット(ベビーベッド)は離陸後、安定飛行に入ってから設置という航空会社が多く搭乗時点では付けてくれないケースが多々ありますのでご注意ください。

周りの方へ軽く挨拶

海外で言葉の心配が・・という場合は無理にする必要はありませんが「できるだけご迷惑をおかけしないようにしますので~」のように一言声をかけておくと有事の際にも大丈夫…とは言えませんが心境はやはり違うものです。

赤ちゃんと海外へ行く時に読んで頂きたい事

今まで赤ちゃんと一緒に飛行機へ何度も乗り、海外へも行っている経験を元に赤ちゃんと一緒に海外旅行へ行く時に是非知っておいて頂きたい事を結構まじめにまとめました。

赤ちゃんと海外旅行へ行く前に読んで頂きたい”もしも”の時の事

ただでさえリスクの高い赤ちゃんと一緒の海外旅行、実際にあった事やその時の行動などを知っておく事で万が一同じ状況に置かれた時により適切な行動をとる事ができると考えております。

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この記事を書いたのは
山口

人気の場所から治安の悪い国まで様々な国に渡航経験があり。多い時はホテルに月間15泊以上、海外野宿・ゲストハウス、民泊から一流ホテル、クルーズ船まで大概制覇。英語は全く得意じゃないけど何とかなっています。