小学生の初海外は台北orソウル?子連れ基準で徹底比較

小学生の初海外は台北orソウル?子連れ基準で徹底比較

初めての海外旅行、まずは近場で…となった時候補として挙がりやすいのは「台湾」や「韓国」ですが、この2か国に絞った場合、初海外により最適なのはどちらでしょうか?うちの場合、決め手は「現地での移動のしやすさ」と「食の安心感」。そこに「混雑や天候で気持ちが折れにくいか」を重ねて考えました。以下は、迷ったときに私が行った“判断メモ”です。

台北 or ソウル 小学生の海外デビューはどっち?

先にまとめを書いてしまうと、ざっくり以下のようになります。

台北人混みが得意ではない/食事は取り分けでいろいろ試したい晴れと雨の切り替えで計画を崩したくない
 ソウル街の勢いが好き/地下鉄の小移動でテンポよく行きたい/買い物の時間をしっかり確保したい

台北を選ぶメリット

MRTの路線図が頭に入りやすく、悠遊卡(交通系ICカード)が1枚あるだけで乗り換えが簡単。市内で「中正記念堂—台北101—永康街」と歩いて、夕方に「淡水の夕景」や「北投の温泉」を少しだけ足す…そんな“半日遠足”を差し込めるのも台北の強みです。

食は取り分けしやすいものが多く、辛い物が食べられない子供でも楽しめる料理やスイーツが豊富にあります。迷う時はフードコートから始めれば安心。

注意事項:春は雨が混じりがち。象山や猫空ロープウェイのような“眺め優先”は当日の空を見て判断。夜市の人気店やガイドブックに載るような店は行列前提なので、夕食を早めに→足りない分を屋台で埋めるが安全です。

ソウルを選ぶメリット

私が以前友人から聞いた、「エリア単位で見て歩く」という観光の仕方が楽でした。明洞・南大門(買い物)景福宮・北村(歴史)弘大(カフェなど)。その日の天候や気分、混み具合で順序を入れ替えても、予定が詰まりすぎたり、逆に空きすぎたりしないのが特徴。

地下鉄は駅間が短く、五駅前後の小移動を重ねる日が子どもにはちょうどいいテンポです。

市場は活気もあるので、最初はスープや餃子系から。注文時に「맵지 않게(辛くしないで)」を添えるだけで、選びるメニューの幅が広がります。暑い日や寒い日はモールや水族館・ロッテワールドへ一時避難…こういう“逃げ場”が多いのも助かります。

注意事項:春先は風が冷える日があります。外を午前、買い物を午後に寄せると体力の目減りが少なめ。繁華街は待ち時間が伸びやすいので、行程は一〜二件「削っても困らない余白」を残して。

共通する小学生との旅行のコツ

行動は「一日一テーマ+移動」まで。

足りなければ次回に回すほうが、子供の機嫌の上下も少なく、旅疲れも軽減します。暑さや寒さ、雨の時間帯は屋内へ。

出発前に財布へ小額紙幣を多めに(台北なら100元、ソウルなら1000ウォン単位)。ICカードは使いきれなかった時が面倒なので、少額チャージから始めて、足りなくなったら足す。朝はホテルの軽食にテイクアウトの果物やパンを一つ足すだけで、出発が早まります…こういう小さな積み重ねが効きました。

台北は「切り替えが簡単で、優しく始められる」都市ソウルは「まとまりで歩けて、達成感がはっきり出る」都市。どちらを選んでも、子ども基準で組み立てれば、初海外はちゃんと楽しめます。

迷ったら、まずは日数→優先テーマ→現地での移動のしやすさの順で考えてみてください。詰めずに、欲張らずに…そうしたらきっと良い旅になると思います。

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この記事を書いたのは
結城 しおり

子供を育てながら、家族のペースで無理なく旅を楽しむ方法を日々模索中のワーキングマザー。慎重だけど好奇心旺盛な性格で、予定を立てる時間も旅の楽しみのひとつ。静かな景色とあたたかいごはんがある場所が好きです。