セゾンパール・ブルー・ゴールドの違いを比較
海外旅行へ行く場合、添乗員同行で無ければどうしても気になるのが緊急時の事。そのような事態に備えて保険が充実しており海外での日本語サポートに強いアメリカンエキスプレスは是非海外旅行には持って行きたい一枚です。
今回はその中でも年会費が安く、特におすすめできる【セゾンパール・アメリカンエキスプレス】【セゾンブルー・アメリカンエキスプレス】【セゾンゴールド・アメリカンエキスプレス】の3種類をご紹介すると共に、それぞれの違いも比較してみたいと思います。
海外旅行に行くならアメリカンエキスプレス
海外旅行に行くなら是非1枚は持っておきたいのが「アメリカンエキスプレスカード」。その理由は充実の海外旅行保険や海外での日本語サポート、加盟店優待や各種旅行サポートなどでかなり力を発揮してくれます。
しかし本家のアメリカンエキスプレスカードの年会費はグリーンが12,000円、ゴールドが29,000円と気軽に手を出せる価格帯で無い事も事実。
そこでお勧めしたいのが ”永久不滅ポイント”でおなじみセゾンが発行するアメリカンエキスプレスブランドのカードであるこれらのカードです。
以前アメリカに行った際、スーパーのレジで三井住友発行のVISA/Masterを使おうとしたところ、どちらも使う事ができなかった経験があります。
3つのカードはグレードの違い
「パール」⇒「ブルー」⇒「ゴールド」という順序でグレードと年会費が上がっていきます。
- 「パール」と「ブルー」は学生でも持つ事ができる
- 「パール」は海外旅行には不向き。年会費無料のAmexが欲しい人だけ
- 海外旅行に持って行くなら「ブルー」か「ゴールド」の2択
- 「ゴールド」以外は最短即日発行が可能
具体的な内容の比較
では実際のところ3つのカードはどのように違うのでしょうか。サービス内容を表にしてみました。
パール | ブルー | ゴールド | |
---|---|---|---|
年会費 | 1,000円(税別) 初年度無料&年1回以上利用で無料 | 3,000円(税別) 初年度無料&26歳未満は無料 | 10,000円(税別) 初年度年会費無料 |
家族カード | 発行不可 | 1,000円(税別)/年 本会員の年会費が無料の間は無料 | 1,000円(税別)/年 本会員が年会費無料期間は無料 |
ETC | 無料 | ||
学生申し込み | 可 | 可 | 不可 |
発行日数 | 最短即日 | 最短3営業日 | |
永久不滅ポイント | 【国内】1,000円=1ポイント | 【国内】1,000円=1.5ポイント 【海外】1,000円=2ポイント | |
海外アシスタンスデスク | なし | あり | あり |
ラウンジ利用 | 不可 | 国内主要空港・ハワイ 別途10,000円(税別)/年で プライオリティパス発行可能 | |
手荷物無料宅配 | なし | 1個無料 (成田、羽田、関西、中部) | 1個無料 (成田、羽田、関西、中部) |
コートお預かりサービス | 会員優待料金 | ||
海外旅行保険 | なし | 自動付帯 【死亡後遺症】3,000万 【傷害治療(けが)】300万 【疾病治療(病気)】300万 【賠償責任】3,000万 【携行品損害】30万 【救援者費用】200万 【寄託手荷物遅延】なし 【航空機遅延費用】なし | 自動付帯 【死亡後遺症】5,000万 【傷害治療(けが)】300万 【疾病治療(病気)】300万 【賠償責任】3,000万 【携行品損害】30万 【救援者費用】200万 【寄託手荷物遅延】10万 【航空機遅延費用】3万円 家族も保険の対象 ただし死亡後遺症のみ1,000万 |
国内旅行保険 | なし | 利用付帯 【死亡後遺症】3,000万 【入院日額】5,000円 【通院日額】3,000円 | 利用付帯 【死亡後遺症】5,000万 【入院日額】5,000円 【通院日額】3,000円 |
海外おすすめ度 | △ | ◎ | ○ |
セゾン パールアメックスの特徴
表の通り、セゾンパールには旅行保険が付帯しておらずアシスタンスデスクなどの利用もできない為、海外旅行向けのカードかと言うと決してお勧めできるレベルではありません。
ただし、【学生でも申し込みが可能】【年会費が無料】そもそもアメリカなどで利用できる【アメックブランド】である事、最短【即日発行】が可能である事などを考慮すると、あくまでもサブカードという位置づけになりますがこのカードをお勧めできるのは
26歳以上の方で海外旅行に出発するまで日数があまりない方や、VISA/Masterは既に持っており余計な年会費を支払いたくない方です
26歳未満の方はブルーでも年会費はかからず即日発行もできるので、どうせ作るならブルーを選ぶべきです。
セゾン ブルーアメックスの特徴
ブルーは年会費が3,000円(26歳未満は無料)と非常に低価格ながらゴールドカード並みの旅行保険を備えており、アシスタンスデスクなどの海外旅行に役立つサービスも標準で付いている事から、一番バランスがとれておりおすすめできるカードです。
セゾンブルーアメックスについては別記事で詳しく書いておりますので、宜しければご覧ください。
このカードをお勧めするのは
海外旅行に行かれる方で、他のアメックスブランドが付くゴールド・プラチナなどの上級カードを保有していない全ての方
他にアメックスブランドで年会費数万~数十万円するような上級ステータスのカードを保有している場合は、恐らくそちらの方がサービス内容的には上でしょうし、他の国際ブランドカードも保有していれば保険料が不足するという事も無いので、わざわざ新しく作る程のメリットは無いかもしれませんが、そのような人はあまり多くないのではないでしょうか。
セゾンゴールドアメックスの特徴
セゾンアメックスの中で一般入会ができるカードとしては一番年会費が高く内容も充実しているのがこのカードです。セゾンブルーの内容に加えてラウンジ利用や還元ポイント、保険料の充実などが挙げられます。
保険が家族にも適用
このカードがパール・ブルーと大きく違うのは旅行保険の対象がカード会員本人のみではなく家族も対象という事です。
家族で旅行に行く場合、配偶者は自分でカードを保有しており既に保険の対象になっている事も多いかもしれませんが、18歳未満はそもそもクレジットカードが保有できないので別途海外旅行保険に申し込まない限り家族の中で子供だけが保険適用外というのも決して珍しい状況ではありません。
その場合でも両親のどちらかがこのカードを保有していれば子供も被保険者になり、旅先での怪我や病気などにも保険が適用されるようになります。
ただし、海外旅行のケガ・病気に対する補償が家族で300万というのはやや不安な額ですので、他の国際ブランドカードも利用し、付帯する海外旅行保険額を合算して引き上げておく事をお勧めします。
国内外のラウンジ&プライオリティパスが発行可能
アメックスの特徴の一つであるラウンジ利用がゴールドカードには付いており、国内の主要空港とハワイで提携のラウンジを利用する事ができます。これはいわゆるカードラウンジという場所であり航空会社ラウンジよりはグレードが落ちる物ですが、国内線利用時にはかなり重宝します。
海外ではハワイでしか利用できない為いまひとつ感もありますが、このカードは別途申し込みと追加年会費1万円が必要な物のプライオリティパスを取得する事ができます。プライオリティパスがあれば海外の多くの空港で航空会社ラウンジを利用できるようになりますが、このプライオリティパスだけが目的であれば楽天プレミアムカードの方が条件が良いのでこのカードはおすすめしません。
カードをお勧めするのは
◆家族で旅行に行かれる方。
◆国内旅行にもよく行かれる方。
です。その他のアメックスブランド上級カードを保有していない方にもおすすめできますが、個人的には家族で旅行に行かれる方には特にお勧めできる一枚だと思います。
県民割 県民割が今熱い!!最大半額以上、地区町村の補助と併用も
▼宿泊クーポンを獲得して空きがあるうちに予約
▼旅行予約サイトのクーポンまとめ記事
この記事を書いたのは
人気の場所から治安の悪い国まで様々な国に渡航経験があり。多い時はホテルに月間15泊以上、海外野宿・ゲストハウス、民泊から一流ホテル、クルーズ船まで大概制覇。英語は全く得意じゃないけど何とかなっています。