VISAは要注意、海外旅行に持って行くクレジットカードの選び方
日本国内で使用する場合はVISA・Masterなどのどの国際ブランドを選んでもほぼ不自由なく使う事ができますが、海外旅行にクレジットカードを持って行く場合は国際ブランド選びを慎重に行わないと大変不便な思いをしたり、現地で使えずに極貧旅行をする羽目になる可能性もあります。
ここでは主要ブランドの特徴をご紹介すると共にそれぞれの国ごとのカード事情の違いもご紹介したいと思います。
国際ブランドの選定
VISA・Mastercard(マスター)・JCB・AmericanExpress(アメリカンエキスプレス)・DinersClub(ダイナースクラブ)が世界的に主要5ブランドと呼ばれており、みなさんがお持ちのクレジットカードにもどれかのロゴが入っているかと思います。
また最近は【銀聯カード】と呼ばれる中国発祥のカードブランド、【ディスカバーカード】と呼ばれるアメリカでのシェア4位のカードも勢いがあり、銀聯カードは日本でも三井住友や三菱UFJニコスなどがカードを発行しています。
では海外旅行に行く場合、どの国際ブランドを選べば良いのでしょうか。
ブランド | 詳細 |
---|---|
VISA (ビザ) | アメリカの会社で200ヵ国以上で使える普及率世界No1。ほとんどの地域で使え海外に行く場合必ず1枚は持っておきたいカードです。ただし、VISA対応であっても場所によっては日本発行のクレジットカードが使えない事があります。 |
Master (マスター) | これもアメリカ発祥の会社でVISAに次いで世界シェア2位。主にヨーロッパでの普及率が高く、シンガポールはMasterが強いという記事を見た事があるものの、現地で特にそんな印象は受けませんでした。 世界各国多くの場所で使えるので海外旅行の際のメインカードの一つとしておすすめ。 |
JCB | 日本発祥の国際ブランドで日本国内では最強であるものの海外では微妙というのが通説。 しかし近年、台湾・韓国・ハワイ・グアムなどの日本人が多く訪れる観光地ではほぼ不自由なく使える事に加え、アメリカではシェア4位のDiscoverCardとの提携により、JCBマークが無くてもマークのある場所では使えるようになりました。 この事で420万(※2015年時点)以上の加盟店で使えるようになりましたが、この事が現地ではあまり周知されておらず、JCBを出しても「はっ?」という反応をされる事が多いのでお世辞にも使い勝手が良いとは言えません。 ちなみに、日本ではJCB加盟店でAmericanExpressやダイナースクラブのカードを使う事ができますが、海外のAmexやダイナース加盟店でJCBは一部を除いて利用できませんのでご注意。 海外旅行向けのカードかと言われると、台湾・韓国・ハワイ・グアム以外ではNO |
Diners Club (ダイナースクラブ) | アメリカ発祥のカードブランドで日本では三井住友トラストクラブが発行しているが、加盟店数は少なく、国内ではJCB加盟店でも利用できる物のあまり周知されていない為使いやすさで言えばお世辞にも良いとは言えません。 しかし高ステータスカードとして広く認知されており、特にレストランなど「食」の分野では優待やメリットが多いのが特徴。日常決済に利用するというよりは生活をワンランクアップする、より楽しむ為に利用するカードと言った印象。 |
American Express (アメリカンエキスプレス) | アメリカ発祥のカードブランドで国内ではJCB加盟店でも利用でき、アメリカでは加盟店数が非常に多い反面その他の国では使える場所もそう多くは無いので、決済用カードとしてはVISA/Masterに比べると弱め。 しかし、海外旅行に便利なサービスが揃っており、航空会社やホテルとの提携も多く入会ボーナスとして大量のポイントを貰える事が多いので、海外旅行に持って行くサブカードとしては非常にお勧め。 |
Discaver (ディズカバー) | アメリカ発祥のカードブランドでアメリカではVISA/Master/Amexに次いでシェア4位。日本ではJCBと提携している物の世界的には利用できる場所が限られており、そもそも日本では発行されていないので一般的には保有できないカードです。 アメリカのDiscover加盟店ではJCBカードが利用できる物の、現地ではあまり周知されていない為、利用する場合は説明が必要な事も。 |
UnionPay (銀聯カード) | 中国発祥のカードブランドで、会員数はVISAを超える世界最大の63億9千万。しかもその98.5%以上が中国国内での発行であり、何と言うか中国人の凄さというか多さというのを感じられます。 三井住友カードや三菱UFJニコスなどが発行しており、日本ではJCB加盟店で利用する事も出来ますが、世界的には主要観光地でしか対応しておらず、中国へ旅行に行く場合であっても観光での短期滞在程度では大した恩恵も無いのであえて保有する程のメリットは現時点で無いと思います。 頻繁に中国へ行かれる方や長期滞在する方、都市部以外に行く方などは有っても良いかもしれません。 |
海外旅行へは【 VISAとMaster、予備としてAmericanExpressという計3枚】もしくは、【VISA か MasterとAmericanExpressの計2枚】という組み合わせが多くの国・地域でストレスなく快適に旅行を楽しむ事の出来る組み合わせです。
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この記事を書いたのは
人気の場所から治安の悪い国まで様々な国に渡航経験があり。多い時はホテルに月間15泊以上、海外野宿・ゲストハウス、民泊から一流ホテル、クルーズ船まで大概制覇。英語は全く得意じゃないけど何とかなっています。