スターウッド・プリファード・ゲスト・アメリカン・エキスプレス・カードこの長い名称を縮めて通称、SPGアメックスと呼ばれるクレジットカードは旅行好きの間では必携のカードとして有名です。

ではこのSPGアメックスを保有すると具体的にどのような凄い事が起き、年会費以上のメリットがあるのでしょうか。ここではあまり紹介される事の無い基礎的な所から分かりやすくご紹介したいと思います。

SPGアメックスの概要

まずはクレジットカード自体の基本的な概要です。

年会費31,000円(税別)/家族カード15,500円(税別)
入会ボーナス30,000ポイント
付帯ステータスゴールドエリート
獲得ポイント100円ごとに3ポイント
無料宿泊50,000ポイント分のホテル1泊特典(カテゴリ6以下のホテルに1泊相当)
割引 SPG参加ホテル内直営レストラン&バーでのご利用15%オフ

年会費が3万円とやや高いものの、それを上回る特典があると評判のクレジットカードです。

SPGについて

次にこのクレジットカードの名称にもなっているSPGについてご紹介します。

「シェラトン」、「ウェスティン」、「セントレジス」、「ラグジュアリーコレクション」、「W」、「ル・メリディアン」、「トリビュートポートフォリオ」、「アロフト」、「エレメント」、「フォーポインツ・バイ・シェラトン」

これら10ブランドのホテルを運営する「スターウッド・ホテルズ&リゾーツ社」(※以降、スターウッドと記載)が提供する、共通の会員制プログラム「スターウッド・プリファード・ゲスト」の頭文字を取ったのがSPGです。

SPGとはスターウッドが運営する各ホテル共通の会員制プログラムの名称。

会員は以下の3段階に分かれており、沢山宿泊する人ほど上位のステータスを得る事ができました。(2018年8月にこれは既に廃止され下で解説する新制度に移行しています)

プリファード会員・・・入会時の初期資格

ゴールド会員・・・年25泊 or 10滞在

プラチナ会員・・・年50泊 or 25滞在

SPGアメックスとは

SPGアメックスはスターウッドがアメリカンエキスプレスと提携して発行するクレジットカードで、券面は赤色ですが内容はゴールドカードと同等の優待内容になっています。

つまり、AmericanExpressが提供するゴールカード並みのサービスに加え、スターウッド側からも自社グループのホテルでVIP扱いになる、本来であれば年間25泊以上しなければ得られないゴールド会員ステータスと共に様々な特典が上乗せ提供される2倍お得なクレジットカードなのです。

マリオットによるスターウッドの買収

上記スターウッド10ホテルで優待が受けられるクレジットカードという事でそれなりの支持を受けていましたが、2015年にマリオット・インターナショナル(※以降マリオットと記載)によってスターウッドが買収され、傘下に入ってしまいました。

マリオットとは

「JWマリオット・ホテルズ&リゾーツ」、「マリオット・ホテルズ&リゾーツ」、「ルネッサンスホテルズ」、「コートヤード・バイ・マリオット」、「フェアフィールド・イン・バイ・マリオット」、「スプリングヒル・スイート・バイ・マリオット」、「レジデンス・イン・バイ・マリオット」、「タウンプレイス・スイート・バイ・マリオット」、「マリオット・エグゼクティブ・アパートメンツ」、「マリオット・コンフェレンス・センターズ」、「マリオット・バケーション・クラブ」、「エディションホテルズ」、「オートグラフ・コレクション・ホテルズ」、「ブルガリホテルズ&リゾーツ」、「モクシー」、「ザ・リッツ・カールトン

これら16ブランドのホテルを展開するのがマリオットで、スターウッドを買収する事により世界最大のホテルチェーンになりました。

マリオットがスターウッドを買収した事によって当時懸念されていたのは、会員制度がマリオット側の「マリオット・リワード」に統一されSPGが消えてしまう=SPGアメックスが無くなってしまうのではないかという事でした。

しかし、合併後もマリオットとスターウッドはしばらくの期間それぞれ別々の会員制度で運営される事になり、SPGアメックス消滅の危機は免れました。

SPGアメックスが大注目された事件

以前までもそれなりに人気があったこのカードですが、マリオットによる買収後一気に大注目を浴びる大事件が起きました。

SPGアメックスを保有しSPG側でゴールド会員資格を得ていれば、マリオット側でも同等のゴールド会員として認めましょうという「ステータスマッチ」と呼ばれる制度が始まった為です。

この事により、SPGアメックスを保有しているだけで世界26ブランドのホテルでゴールド会員としてVIP待遇が受けられると人気が爆発しました。

マリオットとSPGの会員プログラム差異

実はそれだけではなく、人気の裏側には両社の「ゴールド」内容の差異があり、下の表をご覧頂くと分かりますが、マリオットの「ゴールド」会員資格というのはSPGで言うプラチナに相当する内容だったのです。

 SPGマリオット
0泊/年間プリファードゲスト該当なし
25泊/年間ゴールドシルバーエリート
50泊/年間プラチナゴールドエリート
75泊/年間該当なしプラチナエリート

この事により、SPGアメックスを保有しているとマリオットホテルに宿泊した際はSPGで言う実質プラチナレベルの優待を受ける事ができるボーナス期間に突入しました。

マリオットに宿泊した時のプラチナレベルに相当する特典とは、「無料でラウンジが利用できる事」と「無料朝食」そして、「スイートを含む上位クラスの部屋へのアップグレード」でした。

2018年8月、SPGとの統合

そしてついに2018年8月1日、マリオットとSPGが統合されました。この統合によって会員制度自体が見直され、上記マリオット系ホテルで受けられていたプラチナ並みの優待は残念ながら利用できなくなり、ボーナス期間は終了を迎えます。

 新会員制度
0泊/年間SPG・マリオットリワードメンバー
10泊/年間シルバーエリート
25泊/年間ゴールドエリート
50泊/年間プラチナエリート
75泊/年間プラチナプレミアエリート
100泊/年間&2万米ドルプラチナプレミアエリートアンバサダー

SPGアメックス統合で最大の改悪!もうSPGアメックスは終わりなのか

以前よりだいぶんレベルも増え、特典内容も細分化された印象があります。新しい特典内容の詳細は別記事でご紹介しております。

SPGアメックスの強力なポイントプログラム

そしてホテルの優待ばかりが注目されがちなこのSPGアメックスですが、実はポイントプログラムが大変優秀で航空会社のマイルを貯めている方にもお勧めできるクレジットカードなのです。

40の航空会社マイルへ交換可能

SPGアメックスのポイントは40の航空会社のマイルへ交換する事がする事が出来、もちろん交換先にはANA、JALなども含まれています。

ほとんどの航空会社へは3ポイント(100円)=1マイルと高レートで交換する事が出来、60,000ポイント移行する毎に15,000ボーナスポイントが貰えるという神がかった制度のおかげで100円=1.25マイル、ユナイテッド航空に関しては100円=1.375マイルという超高還元率を誇るマイラー向けのクレジットカードでもあります。

無料宿泊と交換

ポイントはSPG・マリオットグループのホテル宿泊と交換する事もでき、ローシーズンであれば最低5000ポイントで1泊する事が出来てしまい、

新規入会特典として33,000ポイントを貰える入会キャンペーンが開催されている為、それを考慮すると実に6泊分に相当します。

魅力が多いSPGアメックス

ゴールドカードと同等の優待内容に加え、SPG・マリオット系ホテルでの優待を考慮すると非常に魅力が多いクレジットカードです。SPGアメックスで受けれた優待に関する記事なども併せてご覧下さい。

 

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この記事を書いたのは
山口 未來

人気の場所から治安の悪い国まで様々な国に渡航経験があり。多い時はホテルに月間15泊以上、海外野宿・ゲストハウス、民泊から一流ホテル、クルーズ船まで大概制覇。英語は全く得意じゃないけど何とかなっています。