【2024年】高級ホテルに宿泊せずSPGアメックス年会費の元は取れるか
年会費が高いSPGアメックスは、住んでいる場所やライフスタイルによってスターウッド・マリオット系ホテルを利用する機会が無い場合、目玉でもある高級ホテルでの特典の数々を受ける事ができません。
そんな状況で本当に年会費分の元が取れるのか?という事をご紹介したいと思います。
私も高級ホテルは利用しない人だった
私も以前は都内に住んでいながらSPG系のホテルを利用する機会は全く無く、それどころか国内旅行に出かけてもシティホテルやペンション、旅館などを使う機会が多く、だからと言って年間何百万円もカードで決済するかと言うとそういう訳でもないという状況でSPGアメックスカードへ入会しました。
【大阪のローカルネタです】
個人的に大阪へは結構な頻度で行く機会があったのですが、やはりシェラトンなどのSPG系ホテルは利用した事が無く…ほぼ阪急系ホテル、ちょっといいホテルにしたい時はリーガロイヤルなんかでした。
理由は非常にシンプルで、SPG系ホテルより安くて立地がいいからからです。
入会前にあった活用できるかという不安
このカード自体のメリットは十分理解していたのですが、ホテル滞在については上のような状態だったので、当時は「本当にこのカードを申し込んで上手く活用できるだろうか?」という漠然とした不安がありました。
「SPGアメックスを保有した後、滞在ホテルをSPG系中心に変えるか?」という事も考えましたが、さすがにそれは本末転倒、そもそも温泉大好きなので温泉旅館がある場所ではそっちに泊まりたいし、一流ホテルのバイキングも良いけど旅館で食べる食事も好きなのです。
これが年会費初年度無料であればお試し感覚で申し込めるんですが、やはり31,000円となると少し考えてしまいます。
初年度に年会費の元を取る方法の考察
今回は自身の体験なども踏まえて、私のようにシェラトン・マリオットなどとあまり縁のない人でもSPGアメックスを使って初年度で元が取れるのかという事をご紹介したいと思います。
2年目以降に元を取るのは簡単
SPGアメックスは更新時にスターウッド・マリオットグループのホテルに無料宿泊できる特典が貰える為、2年目以降は、年1回でも旅行として出掛けた際に高級ホテルを堪能するだけで十分過ぎる程元が取れてしまいます。
そして万が一カードが有効活用できないと思えば解約してしまえば済む事なので、今回は入会1年目に年会費の元を取る事ができるかに絞って考察してみたいと思います。
まずはボーナスポイントを貰う事が全て
入会初年度に元を取ろうとした場合、入会時に貰えるボーナスポイントを有効活用する必要があり、ボーナスポイントの獲得が絶対条件となります。
結論から書いてしまうと、このボーナスポイントに年会費以上の価値があるので、遅かれ早かれポイントを使うタイミングがあればその時点で年会費分の元は取れてしまいます。
2024年9月現在、SPGアメックで行われている入会キャンペーンは以下の通りです。
公式キャンペーンからの入会で33,000ポイント
まずは基本となる公式入会キャンペーンです。入会後3ヶ月以内に10万円以上を利用する事という条件がありますが、これは他のアメックスカードと比べても非常に緩い条件になっており、内訳は以下の通りです。
内訳 | 貰えるポイント数 |
---|---|
入会ボーナスポイント | 30,000ポイント |
10万円分の通常利用ポイント (100円=3ポイント) | 3,000ポイント |
通常のアメックスゴールドカードなどは、満額のボーナスポイントを貰う為には80万円以上をカードで決済する必要があり、さすがにここまで高額だと・・・
既存ユーザーからの紹介による入会で39,000ポイント
もう一つは、既にSPGアメックスを保有している第三者からの紹介で入会する事により合計で39,00ポイントが貰えるという物。こちらも入会後3ヶ月以内に10万円以上の利用が必要ですが、同条件ながら紹介入会による特別ボーナスが6,000ポイント上乗せされるのでお得感の強いキャンペーンです。
内訳 | 貰えるポイント数 |
---|---|
入会ボーナスポイント | 30,000ポイント |
10万円分の通常利用ポイント (100円=3ポイント) | 3,000ポイント |
紹介ボーナス | 6,000ポイント |
紹介による入会についての詳しい内容は以下の記事をご参照ください。
海外旅行に行けば一発で元が取れる
SPGアメックスに入会してから1度でも海外旅行に行く計画がある or 行ってみよう!という意気込みがあれば一発で元が取れるどころか大幅プラスになります。
まず大前提としてSPGアメックスは券面が赤色ながらそのステータスはゴールドカードと同様で、アメックスによる様々な付帯サービスが提供されます。
海外旅行時のホテル無料宿泊で元が取れる
海外旅行へ行く際、旅行会社のパッケージツアーではなく航空券とホテルを別々に自分で手配してみましょう。
多くの場合それだけでも安くなるのですが、入会特典として付与された3万超のボーナスポイントをホテルの無料宿泊と引き換える事により最大で7泊分のホテル宿泊代が無料になります。超高級ホテルに宿泊すると1泊しかできませんが、スターウッド・マリオット系ホテルには手ごろな料金で利用できる価格帯のホテルもあり、それらのホテルは1泊5,000ポイントから交換する事ができます。(※2019年より。2018年中は最低7,500ポイント)
実際に宿泊した記事もご紹介しておりますが、お手ごろと言えども非常にハイグレードな滞在ができます。
7泊分の宿泊費が浮けば年会費31,000円(税別)相当の元はすぐに取れてしまいます。
海外旅行保険で元が取れる
そのサービスの中には最高1億円にもなる海外旅行保険が付帯されており、このカードを保有しているだけで別途海外旅行保険に入る必要が無く家族全員が保険対象となります。
意外とおろそかにしがちな海外旅行保険は上記の通りもしもの時には泣きを見る事になるので、必ず加入して頂きたいのですが、その保険料は私が以前行った旅行の場合以下の金額になりました。AIG損保の場合、一番安いプランでも38,770円。この時点で既にSPGアメックスの年会費以上の金額になっています。
キャンセルプロテクション
海外旅行保険には無い特徴として、SPGアメックスには「キャンセルプロテクション」というサービスが付帯されています。これは病気やケガ、急な出張などで本来予定していた国内・海外旅行に行けなくなった場合にキャンセル費用をアメックスが負担してくれるという物。
最近は予約後キャンセル不可のホテルプランも多くある為、これを利用する事でもしもの時も安心です。
オーバーシーズアシストが利用できる
これは直接金額に換算するのは難しいのですが、「通訳もしてくれる24時間通話無料の何でも日本語で相談できる電話窓口」と言えるサービスがSPGアメックス会員は無料で利用する事ができます。
レストランなどの予約はもちろんですが、ホテルチェックインやトラブル時の電話越しの通訳、列車の予約など言葉の分からない国で日本語相談できる事のメリットは大きく、私自身もサービスを利用しており個人的にはこれだけでも年会費以上の付加価値があると思えるぐらい有難いサービスです。
手荷物無料宅配・空港ラウンジが利用できる
海外旅行からの帰国時、空港から自宅までの手荷物宅配サービスを無料で利用でき、会員1名当たりスーツケース1個が無料になります。
車で空港へ行かれる方にとってはあまりメリットがありませんが、そうでない方は疲れて帰国した後身軽になれる非常に有難いサービス。普通に利用すると成田空港から東京都内で2,360円かかってしまいます。
また国内外30の空港で空港ラウンジを利用する事ができ、こちらも普通に利用すると平均1人1,000円前後がかかります。
国内のホテルを利用して元を取る
高級ホテルを利用しない人…という前提の記事でこれを書くのも何なので簡単に済ませますが、入会時のボーナスポイントを使って国内旅行の際に1泊でもSPG系ホテルで無料宿泊をすると、日程やホテルによっては一発で元が取れます。
これは土曜日に1泊、シェラトン都ホテル東京に宿泊した際の通常料金ですが、入会ボーナスポイントを使えばこのホテルに無料宿泊ができてしまいます。
しかし海外旅行の項目でご紹介したような低価格帯のホテルは日本国内にはない為、入会ボーナスポイントを使って日本国内で宿泊できるのはせいぜい1泊、海外のように7泊無料というのはできません。
国内線飛行機を利用して元を取る
SPGアメックスのポイントは航空会社のマイルにも非常に高レートで交換する事ができ、ANAやJALなどの国内線飛行機の無料航空券と引き換える事もできます。
ANAのマイルに交換した場合
入会ボーナス分すべてをANAのマイルに交換した場合、13,000マイルになります。
東京⇔大阪のような近距離であれば往復10,000マイルから交換する事ができ、東京・大阪⇔北海道、大阪⇔沖縄などの距離になると12,000マイル。
東京⇔札幌路線で検索すると、旅割などの割引運賃を使っても片道23,000円前後でしたので、往復利用で国内線利用でも年会費分の元は取れてしまいます。
ユナイテッド航空のマイルに交換した場合
裏技的な使い方として、ANA国内線の無料航空券と引き換える場合であってもユナイテッド航空のマイルに交換してしまうという方法があります。
SPGアメックスのポイントはユナイテッド航空のマイルに交換する方がレートが良く、交換後のマイル数はANAより1,300マイル多い14,300マイルになります。
それを提携するANAの航空券に引き換えた場合、羽田⇔札幌などの区間は往復10,000マイルで交換する事ができる為、同じANAに乗る場合であってもユナイテッド経由の方がややお得に交換する事ができます。
SPGアメックスの年会費分元を取る方法まとめ
初年度に年会費分の元を取ろうとした場合、【海外旅行に行く】【無料国内線航空券と引き換える】【国内でSPG系ホテルに無料宿泊する】のどれかを行う事で年会費以上の金額的なメリットを受ける事ができます。
もちろん、100円=3ポイントと高還元率を誇るこのカードを日常使いしポイントを貯めに貯めて2年目以降に大発散という方法も一つの手ですが、
どちらにしても入会時のボーナスポイントに年会費以上の価値があるので、どこかのタイミングでそのポイントを使う機会があればその時点で元は取れてしまいます。
私のように普段高級ホテルを使わないという方でもSPGアメックスは十分活用できますので是非参考にして下さい。
入会キャンペーンが終了して愕然とした体験
私も以前このSPGアメックスへの入会を検討していた時、本当に活用できるかな~という漠然とした不安があり入会を即決できませんでしたが、その間に当時行われていた大型の入会キャンペーンが終了してしまいました。
結局大型のキャンペーンを適用できずに申し込んだのですが、もう少し早く申込んでいれば更に多くのポイントが貰えたのに…と当時は非常に後悔しました。
是非皆様も同じ失敗をされないよう、コレだ!と思った時にはチャンスを逃さないようにして下さい。
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この記事を書いたのは
人気の場所から治安の悪い国まで様々な国に渡航経験があり。多い時はホテルに月間15泊以上、海外野宿・ゲストハウス、民泊から一流ホテル、クルーズ船まで大概制覇。英語は全く得意じゃないけど何とかなっています。