豪雨の中、アメックスのオーバーシーズアシストで救われた体験談
海外で困った事が起きた時に現地語が堪能であれば多くの事には対処できますが、そうでない場合は一大事です。
今回はアメリカに行った際、ある事で非常に困ってしまい「オーバーシーズアシスト」という海外から日本語で助けを求める事ができるアメリカンエキスプレスのサービスを使って何とか救われたという体験談をご紹介したいと思います。
(事件前) レストランでディナーを満喫
アメリカへ訪れたのはちょうど真夏にあたる8月。現地の気温は……わかりませんが、とにかく暑く焼けるような日でした。
そして日も傾いて来たので、夕方から街を散策しに出かけ、たまたま見つけたレストランに入りディナーを楽しんでいました。
美味しく食事を頂き、最後にデザートとしてチョコレートアイスケーキを頂いたのですが、これがまず失敗のひとつでした。
ザ・アメリカンというボリュームのありすぎるデザートで中身はほぼアイスです。ご存知の方も多いかもしれませんがアメリカに限らず海外の多くはガンガンに冷房が効いており、真夏という事も重なってこのレストランも例外ではありません。味自体は悪くなかったのですが食べ終える頃には寒くて本当に凍えそうになっていました。
そこで問題が発生
デザートを食べ終えた頃、外はいきなり雨が降り出し豪雨になりました。この地域では珍しくないスコールだったので長くても1~2時間もあれば止むかも知れないのですが、
とにかく寒くて凍えそう
冷房ガンガンで大量のアイスケーキを食べた後という事もあって、レストランの中でスコールが収まるのを待つのは無理な状況、お腹いっぱいなのでこれ以上暖かい物を食べるという選択肢も無く、ホットコーヒーを飲んだ程度では全くもって効果がありません。
だからと言って外に出ると豪雨で濡れたら余計に寒く、タクシーを呼んでもらおうとレストランの人にお願いしましたが時間帯と雨という事が重なって、数社に電話をかけて頂いたにも関わらずタクシーが全くつかまらないというまさに八方塞がりな状況に陥ってしまいました。
こうして文章で書くと自分で読み返してみても大した事無い感じがしますが、当時は雪山で遭難したレベルの危機感を感じていました。
オーバーシーズアシストに頼る事に
もうどうにもならないので、ひとまずオーバーシーズアシストに電話しどうにかタクシー、最悪ちょっと高いハイヤーでも良いので手配できないかという事を聞いてみる事にしました。
IP電話で日本のオーバーシーズアシスト番号へ電話
アメリカであれば通話料無料でかける事ができる現地のフリーダイヤルの番号が用意されているのですが、当時はそんな場合ではなくスマホにインストールしていたIP電話アプリで日本の番号に直接電話をしました。
IP電話なので通話料はかかるものの国内と同じ3分約8円と言う少額だったので気にせず普通にかけました。
数コールで担当の女性の方が電話に出られ、まずは利用資格があるかどうかの確認をクレジットカード番号を伝える事で行います。
無事に本人確認が終わった所でフリーダイヤルに電話していない事を指摘され、通話料がかかってしまうので折り返しましょうか?と大変丁寧に提案をして頂けました。
しかし今はそれどこでは無いのでそのまま引き続き状況を説明した上でレストランの場所を特定するためにレストランスタッフの方と電話を替わってもらい、手配可能かをお調べしますので少々お待ち下さいと一旦電話を切りました。
海外旅行先で自分の居場所を正確に伝えるのは大変難しく、このように電話を替わって直接現地の人とやり取りしてくれたのには非常に助かりました。
折り返しの電話でタクシーの手配成功
体感で3~4分程度だったでしょうか。すぐにオーバーシーズアシスト担当の方から折り返しの電話があり、タクシーを1台レストランに手配できたとの連絡を頂きました。
アメリカンエキスプレスというネームバリューが効いたのかたまたまタイミングの問題だったのかは分かりませんがその後無事にタクシーへ乗車する事が出来、車内もまあ寒かったですがホテルへ帰り着く事ができました。
もしオーバーシーズアシストが無かったら
ちなみにその日のスコールは4時間経った深夜もまだ続いており、もし上記の状況でオーバーシーズアシストが無かったらどうしていたのか…
濡れて帰るという選択肢は100%無いので、タクシーが捕まるまでレストランに滞在するしかなくスタッフの方にも何度も手間をかける結果になっていたと思います。
海外旅行でトラブルに遭遇する可能性は十分にあり、その時に日本語で頼れる、しかもかなり実力のある窓口があるというのは非常に心強い存在で、海外旅行に行かれる方にはぜひ検討して頂きたいサービスの一つであるお思っています。
オーバーシーズアシストを利用できるクレジットカード
オーバーシーズアシストを利用するには特定のアメリカンエキスプレスカードを保有している必要があり、年会費もかかってきてしまいます。
しかし、これらのクレジットカードには高額な海外旅行保険の他にボーナスポイント制度が充実しており、1回海外旅行に行くだけで年会費以上の元は簡単に取れる仕組みになっています。
最後にオーバーシーズアシストが利用できるおすすめのクレジットカードを3つご紹介いたします。
SPGアメリカンエキスプレスカード
シェラトンホテルやマリオットホテルなどの高級ホテルを展開する会社がアメリカンエキスプレスと提携して発行するクレジットカードで年会費は31,000円(税別)
私も愛用するこのクレジットカードは、入会ボーナスとして総額で33,000ポイントと言う超高額ポイントを受け取る事ができ、このボーナスポイントを使えば高級ホテルへ最大6泊も無料で宿泊する事ができます。
海外旅行で6泊分の宿泊代が31,000円と考えたらいかがでしょうか、オーバーシーズアシストや付帯保険などを考慮しなかったとしてももう既に元が取れてしまいます。アメリカン・エキスプレス・ゴールドカード
アメリカンエキスプレスの基本カードで年会費は29,000円(税別)とSPGアメックスに比べればやや安いですが、高額な海外旅行保険はもちろん、高級レストランが無料になったり空港でVIP向けのラウンジ(待合室)を利用できる、けがや病気で旅行に行けなくなった時のキャンセル費用を保証してくれるなどの旅行に関する優れたサービスが付帯しています。
このカードは入会ボーナスとして最大45,000ポイントを獲得する事が出来、単純に最大で1ポイント1円としてカード利用代金に充当できますので、年会費を大幅に超える還元率となります。
デルタ・アメリカンエキスプレスゴールドカード
通称デルタアメックスと言われるこのカードは入会初年度にデルタ航空の上級会員になる事ができ、空港および飛行機搭乗時にもVIP待遇を受ける事ができる相当時間の節約になるカードで、私もかなり昔からこのカードを愛用しており、海外旅行の時には手放せない存在になっています。
年会費は26,000円(税別)と3枚の中で一番低価格ながら、高額な海外旅行保険が付帯するのは当然として、キャンセルプロテクションや高額な4.7万マイルの入会ボーナスマイルなどがあります。47,000マイルあれば日本国内線だと東京⇔関西を3往復できますし、韓国までビジネスクラスで往復、エコノミーだとグアムやタイ・シンガポールなどにも往復できます。
単純に1マイル1円の価値でJTB旅行券に交換する事も出来る為、年会費分の元は十分に取る事ができます。
オーバーシーズアシストで救われた件のまとめ
上着を持って行く、アイスを食べすぎないなど後から考えると反省点はいくつも見つかりますが、窮地に立たされた場合に助けを求める場所があるというのは非常に心強く安心できました。
是非皆様もせっかくの旅行がトラブルで台無しになってしまわないよう、計画的に事前の対策などもしっかり行っていくことをお勧めします。
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この記事を書いたのは
人気の場所から治安の悪い国まで様々な国に渡航経験があり。多い時はホテルに月間15泊以上、海外野宿・ゲストハウス、民泊から一流ホテル、クルーズ船まで大概制覇。英語は全く得意じゃないけど何とかなっています。