赤ちゃんと新幹線へ乗る時は自由席で無く指定席を選ぶべき理由

赤ちゃんや子供連れで新幹線に乗る場合、確実に自由席へ座れる時間帯を除いて指定席を購入する事をお勧めします。

ではどのように「確実に自由席へ座れるか」を判断すれば良いのか、また指定席を選ぶ理由と裏技などをご紹介したいと思います。その前にまずは新幹線の子供料金についてご説明したいと思います。料金についてはカンペキという場合こちらをクリックで読み飛ばして下さい。

新幹線での子供料金

新幹線に限らずJRについては原則、下記の料金体系です。小学生以下は年齢による区別ではありませんので、年齢が同じであっても入学前は無料。小学校に入学した日からは大人の半額となります。

12歳以上大人と同額
小学生大人の半額
未就学児無料
(※大人1人当たり同伴2名まで)

新幹線で自由席を利用する場合

新幹線で自由席を利用する場合、大人1人当たり未就学児2名までは座席を利用するorしないに関わらず料金は一切かかりません。

東京⇒新大阪間を「のぞみ」で大人2名と2歳1名の3人で乗車し、合計3席利用する場合

大人1名 13,620円(乗車券8,750円/指定券4,870円)

大人1名 13,620円(乗車券8,750円/指定券4,870円)

2歳1名 0円

合計:27,240円です。

基本的には膝抱きを想定していると思いますが、無料の未就学児が自由席を1席占領してはいけないという決まりはありませんので、ルール上は大人の切符代だけで自由席を子供の分含めて利用しても問題はありません。あとはモラルの問題ですので、混雑時は膝抱きにするなどして頂ければと思います。

大人1人当たり未就学児を3名以上同伴するというケースはあまり無いと思いますので省略します。

新幹線で指定席を利用する場合

新幹線の指定席を利用する場合はちょっと事情が変わってきます。

膝の上に座らせる場合

大人1人当たり未就学児2名までは料金はかかりません。が、膝の上に子供2名を・・というのは中々大変だと思いますので、このケースの場合大人1人当たり1名。家族で旅行する場合に奥さんと旦那さんの膝の上にそれぞれ子供1名づつの最大4名が現実的な状況ではないでしょうか。

子供も席を利用する場合

未就学児も席を1席占領する場合は料金がかかります。この場合は小学生と同様に大人料金の半額が必要です。

東京⇒新大阪間を「のぞみ」で大人2名と2歳1名の3人で乗車し、合計3席利用する場合

大人1名 14,450円(乗車券8,750円/指定券5,700円)

大人1名 14,450円(乗車券8,750円/指定券5,700円)

2歳1名 7,220円(乗車券4370円/指定券2,850円)※10円未満の端数は切り捨て

合計:36,120円です。

新幹線でグリーン席・グランクラスを利用する場合

グリーン席・グランクラスを利用する場合であっても大人1名につき未就学児2名までは膝の上に座らせることを条件に無料で乗る事ができます。

座席を利用する場合は乗車券は半額ですがグリーン料金は大人と同額です。指定席・自由席での比較記事なので、今回これは省略します詳しくは駅でご確認ください。

子供連れで選ぶべきは「自由席」「指定席」のどちらか

自由席へ確実に座れる時間帯であれば自由席を選ぶのが最善なのは今更書く程でもない当然の事ですが、自由席の混雑状況をどうやって判断すれば良いでしょうか?

駅員さんに聞いても良いですが、基本的に「大丈夫です!座れます!」のようなクレームに繋がる恐れのあるような軽率な発言はしてくれない事がほとんどです。

120円~140円程度の入場券を購入してホームまで行き、実際に混雑状況を見てくるのが原始的かつ一番確実ですが、面倒な方や時間が無い場合は下のおすすめの選び方を参考にして下さい。

自由席の混雑状況が読めない場合は、無料の未就学児・有料の小学生以上どちらの場合であっても、原則指定席を選んだ方が安全です。

東海道新幹線に安く乗る方法については別記事を書いておりますので、宜しければご覧下さい。

無料の未就学児

混雑する時期や混雑状況が読めない場合は指定席を取り大人のひざ上に座らせるのが一番安全でコスパの良い選択です。ちなみに理由は後述しますが「自由席に座れなければ車内で指定席に変更して貰おう」というのは絶対に避けるべき方法です。

無料の未就学児と乗車する場合の裏技

自由席の混雑度合いが読めない場合は「膝上で指定席を購入しておき、乗車後に自由席が空いていたらそっちへ移動する」です。

指定席を買ったのに自由席に座るのは勿体ない感じですが、東京⇔新大阪間の自由席との差額はのぞみで830円、ひかりで520円です。

未就学児を含めた家族3人の場合は1,040円~1,660円ですので、これを掛け捨ての保険料とでも考えれば旅行費用の一部としては”ありえない額”では無いのではないでしょうか。

有料の小学生以上

そもそも子供料金がかかってしまう小学生以上が同伴の場合、平日日中などの確実に自由席へ座れる時間帯でない限り、指定席を購入するのが一番おすすめです。

仮に「のぞみ」で東京⇔新大阪間に乗車した場合、こどもの指定席と自由席料金の差額は430円。もちろん同伴する大人の指定席料金(830円)も必要ですが、自由席で座れずに数時間過ごす可能性を考えると「まだ体力の弱い子供」と「子供の面倒で疲れる保護者」の為の追加料金としてはそう高くないのではないでしょうか。

ちょっとでも節約したければ20~30分前後時間は多くかかりますが「のぞみ」ではなく「ひかり」に乗車する事で、自由席との差額が大人+520円、子供+260円と更に小さくなります。

やってはいけない自由席から指定席への変更

ひとまず自由席にしておいて、もし混雑で席が空いていなければ車掌さんに言って指定席に変更してもらおう!とお考えの場合・・・それは可能ですがお勧めしません

そもそも指定席が埋まっていたら無理というのもありますが、車内で追加料金を払って指定席に変更してもらっても座席は指定されません

ちょっと何言っているか分からないかもしれませんが、車内で追加料金を払って変更して貰ってもそれは「指定席車両の空いている席を使ってもいい権利」にしかならないのです。

つまり、空いている席に座っても良いが、元々その席を予約していた人が乗ってきたら譲らなければいけない。という何とも微妙な状態になってしまいます。

指定席にしておいて、空いていたら自由席に移動して子供の席も使う

膝抱きとして指定席を大人の人数分買い、実際に乗ってみて自由席がガラガラだったらそっちに移動して広々使おうというのは、特にダメという決まりは無いので可能です。

駅員さんにも聞いてみましたが、旅客営業規則でも指定券は「指定された列車の乗車日と同じ日なら普通車自由席に限り利用できる」となっており

本来指定された列車に乗り過ごしてしまった場合の救済処置なのですが、「同じ列車はダメ」「指定列車より前の列車はダメ」などのような記述は無いので1本前の列車の自由席が空いているからそっちに乗ろう!というのも規則上は問題はありません。後はモラルの問題なので、混んでるときは配慮して利用するようにして下さい。

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この記事を書いたのは
山口

人気の場所から治安の悪い国まで様々な国に渡航経験があり。多い時はホテルに月間15泊以上、海外野宿・ゲストハウス、民泊から一流ホテル、クルーズ船まで大概制覇。英語は全く得意じゃないけど何とかなっています。