初ダナンでも失敗しにくい!ミーケビーチ周辺エリアの特徴

「ダナンで泊まるなら、結局どのエリアがいいんだろう?」そんな時、真っ先に候補に挙がりやすいのがミーケビーチ周辺です。ビーチリゾートのイメージが強く、ホテルの数も多い。ツアー写真やダナンの紹介写真などでもこのエリアの写真が使われる事が多くあります。

そして実際に泊まってみると、やはりリゾート地だけあって快適。その一方で、向き不向きがはっきり分かれる部分もありました。このページでは、初めてダナンを訪れたときの体験をベースに、ミーケビーチ周辺がどんなエリアなのか、どんな人に合いやすいのかを、できるだけリアルな目線でご紹介していきます。

「初ダナンで、まずは無難に楽しみたい」そんな人にとって、このエリアが本当にしっくりくるのか…参考になれば嬉しいです。

ミーケビーチの全体像|リゾート都市ダナンの顔そのもの

ダナンを地図で見たとき、まず目に入るのがハン川です。この川を境に、西が市内中心部、そして東側に広がっているのが、いわゆるミーケビーチ周辺エリア。多くの観光客が「ダナン=ビーチリゾート」とイメージする、その中心がここになります。

実際に足を運んでみると分かるのですが、このエリアはTHE観光地という印象。空港からGrabで20分ほど。到着してホテルに荷物を置いたら、目の前は海!!良い意味で観光地化されているので、初めてでも「とりあえず何とかなる」という安心感があります。

ビーチ沿いと内陸側で、体験はわりと変わる

ミーケビーチ周辺と一口に言っても、実際には大きく二つに分かれます。ひとつは、Vo Nguyen Giap(ヴォー・グエン・ザップ)通り沿いのビーチフロント。もうひとつは、そこから少し内陸に入ったホテルや飲食店が集まるブロックです。

ビーチ沿いのホテルに泊まれば部屋から海が見える、朝夕にビーチを散歩できる、リゾート感も写真映えも文句なしです。ただ、その分、車通りは多めで、ホテルによっては時間帯によっては少し騒がしく感じる事もあります。

一方、内陸側は海まで徒歩5〜10分ほど。景色は控えめになりますが、その代わりに落ち着いた雰囲気の宿が多く、価格も海に面している所と比べるとややリーズナブル。

実際に泊まってみると、「毎回ビーチビューじゃなくても良いかな」という気持ちにもなります。この辺りは、旅のスタイル次第ですね。

ダナンが初めて、ベトナムも初めて、という場合、宿泊エリアで一番失敗しにくいのが、正直このミーケビーチ周辺だと思います。

理由はシンプルで、ホテルが多く選択肢が多い。観光客向けの飲食店が集まっている、Grabが捕まりやすく、移動で困りにくい、英語が通じる場面が比較的多いなど。

こうした要素が重なって、子ども連れだと、なおさらこのエリアは気楽に過ごす事ができます。

短期滞在・初訪問との相性がかなりいい

もしダナン滞在が2泊〜3泊程度なら、ミーケビーチ周辺を拠点にする事をおすすめします!ビーチで過ごす時間を考慮しつつ、気が向いたら市内やホイアンへ足を延ばす。そんな旅程が組みやすいエリアです。

もちろん、ダナンには市内中心部や、もっと静かなソンチャ半島など、他にも個性のある場所があります。ただ、まずはミーケビーチ周辺で「ダナンってこういう街なんだ」という感覚をつかむ。そして次回、別のエリアに挑戦する。個人的には、そんな旅のスケジュールが気に入っています。

ハン川を挟んだビーチエリアと市内エリアの違いや、都市構造そのものについては、別ページであらためてご紹介しています。

実際に泊まって感じた、ミーケビーチの感想

ミーケビーチで泊まってまず感じたのは「とにかく楽」という事でした。海外旅行って言語の問題もあり、ちょっとした移動や買い物なんかでも妙に疲れること、ありませんか?このエリアではその疲れがかなり少なかった印象です。

ビーチアクセスの強さは、ミーケビーチエリア最大の強み

ミーケビーチの一番メリットは、やはり海までの近さです。ホテルを出て信号を一つ渡るか、場合によってはちょっと歩くだけですぐビーチ!

ミーケビーチは、年間を通して遊泳が可能とされているビーチでもあります。もちろん天候や波の状況次第ではありますが、「この時期は海に入れない」という事はあまりありません。

そんな中、特に良いのは朝と夕方。朝はまだ日差しが柔らかく、夕方は風が出てくるので、散歩の延長で海に出られます。子どもが少し砂で遊んで、飽きたら戻る。ホテルが近いからこそできるスタイルです。

特に印象に残ったのが早朝のビーチの雰囲気!だいたい午前5時半を過ぎたあたりから、人が一気に増え始めます。

海に入って泳ぐ人、砂浜でヨガをするグループ、黙々と歩いたり体操をする人たち。観光客というより、ほとんどが地元の人で、この時間帯は、観光的な賑やかさとは全く違いました。

正直、この光景を見られただけでも、ミーケビーチ周辺に泊まった意味はあったな、と思います。観光スポットというより、この街の日常に少し混ざれた感覚がありました。

観光に必要な物が揃っている安心感

このエリアは、ホテル・スパ・飲食店がかなり密集しています。正直、事前に細かく調べなくても、外に出れば何かしらあります。これは初ダナンではかなり助かりました。

食事も、ローカル寄りから観光客向け(海鮮類の量り売りレストランも多いがぼったくり被害もあるので要注意)まで幅があり、「今日は無難に」「今日はちょっと冒険」という使い分けがしやすく、それはスパも同様で、値段や雰囲気を見ながらその場で決められる感じでした。

食事、散歩、ちょっとした買い物。このあたりは徒歩圏内でだいたいの事が完結します。特に子連れだと、「移動が少ない=トラブルが減る」というのは大きなメリットです。

土地勘もなく、言葉も完璧ではない。そんな状況でも「まぁ何とかなる」と思わせてくれる。ミーケビーチ周辺の強みは、まさにそこにある気がしました。

知っておかないと後悔する、ミーケビーチの弱点と注意点

散々書いたように、ミーケビーチ周辺は、初ダナンでも失敗しにくいエリアだと思っています。ただ、これはあくまで「相対的に」という話で、実際に泊まってみると「あ~…」と感じる点もいくつかあります。

良いところばかり見て選んでしまうと、現地で幻滅してしまいますよね。なので、あえてミーケビーチエリアの悪い点も書いておきます。

建設ラッシュによる騒音リスク

一番分かりやすいのは建設工事の音。ミーケビーチ周辺はまだ発展途上という事もあり、ホテルやコンドミニアムの建設や修繕なんかもあちこちで行われています。

こればかりはエリア全体の問題というより、ホテルの立地次第です。同じミーケビーチ周辺でも、静かな通りに面した宿もあれば、真横が工事現場というケースもあります。

しかし予約時点で近隣で工事をしているかどうかを知るのは非常に困難です。そこで予約時には、最近の口コミで「工事」「騒音」という単語が出ていないかを事前にチェックしておくと安心だと思います。

海沿いの大通り、横断はちょっと怖い

ミーケビーチ沿いを走る Vo Nguyen Giap通り。景色は本当にきれいなのですが交通量はかなり多めです。信号の少ない区間もあり、バイクが一気に流れてくる時間帯もあります。大人だけならそこまで気にならないのですが、子どもと一緒だとちょっと怖く感じるかもしれません。

断自体は現地の人に合わせれば何とかなりますが、ベビーカー移動や小さい子連れの場合は注意が必要です。

観光シーズンや週末は想像以上に人が集まる

ミーケビーチは世界的にも評価の高いビーチという事もあり、乾季や連休、週末になると一気に人が増えます。朝夕は地元の人の運動と観光客が重なり、ビーチ沿いはかなりにぎやかになります。

静かな南国リゾートを想像していると、思ったより人が多いな~と感じるかもしれません。もちろん、活気があると捉えれば楽しいのですが、静かにのんびり過ごしたい人には合わない期間もある、というのは知っておいた方がよさそうです。

大型スーパーがなく、生活系の買い出しは市内側

意外と盲点だったのが、買い出し事情。ミーケビーチ周辺には、コンビニのような小さな商店は点在しており、レストランも豊富なので短期の観光滞在で困る事はありません。

しかし、日本の感覚でいう「大きなスーパー」はありません。赤ちゃん連れなどで離乳食やおむつなどの消耗品が必要になった場合や、いわゆる「バラマキ土産」を現地で買いたい場合は市内側までGrabやタクシーなどで移動する必要が出てきます。

ミーケビーチはどんな旅行者に向いているか

ミーケビーチに実際に滞在してみると、向いている人のタイプがかなりはっきりしているエリアだと感じました。ここでは、いわゆる「おすすめ」「おすすめしない」という言い方ではなく、“相性”として考えてみます。

初ダナン・短期滞在・リゾート目的の人には、かなり相性がいい

まず、ダナンが初めて、滞在日数も2〜3泊程度。そして「南国リゾートっぽさを味わいたい」という人には、ミーケビーチ周辺はかなり向いています。

ホテルの選択肢が多く、海が近く、移動も分かりやすい。正直、深く調べなくても一定以上の満足度になりやすいエリアです。

カップル・友人同士の旅行とも相性は良好

カップルや友人同士の旅行でも、ミーケビーチ周辺は使いやすいです。ビーチ沿いのカフェやレストラン、スパも揃っていて、夜に少し歩くだけでも雰囲気はあります。

Grabを使えば、市内やホイアンにも気軽に出られるので、「今日はのんびり」「明日は観光」と、気分で動きを変えやすいのもポイントでした。写真映えや楽しさを重視するなら、まず外しにくいエリアだと思います。

子連れファミリーは、条件付きで「あり」

子連れの場合、ミーケビーチ周辺は条件により可という印象です。ホテル次第ではとても快適ですが、全体としては少し注意が必要。

良い点としては、ホテルの設備が整っている、ビーチが近く移動距離が短い。一方で、海沿い大通りの交通量、歩道の段差や狭さ(ベビーカー利用の場合)、大型スーパーが近くにないなどは子どもの年齢によってデメリットになります。

ローカル文化重視・静かに過ごしたい人には、やや不向き

「せっかくベトナムに来たなら、ローカルな空気を感じたい」「観光地っぽさはできるだけ避けたい」こうしたタイプの人には、ミーケビーチ周辺への滞在はあまり相性が良くないかもしれません。

観光向けに整っている分、生活感やローカル感は薄めで、静かさを求める場合も、時間帯によっては人や音が気になる事があります。この場合は、市内中心部やソンチャ半島の方が、満足度が上がる可能性が高いです。

長期滞在・生活拠点としては、正直微妙

数日滞在する分には快適なミーケビーチ周辺ですが、長期滞在の拠点となると、少し評価が変わります。理由としては、

・買い出しが不便

・ホテルの価格も高く、飲食店も観光地価格である事が多い

といった点が挙げられます。

もちろん慣れれば問題ない部分もありますが、「住むように旅する」スタイルには、あまり向いていない印象です。短期で楽しむからこそ良さが活きるエリア、と考えると分かりやすいかもしれません。

初ダナンはミーケビーチがおすすめな理由まとめ

ここまでで書いた通り、ミーケビーチ周辺はダナンの中でもかなり旅行者に優しいエリアです。市内中心部・アントゥオン・ソンチャ半島と比べても、初ダナンという前提なら、まずはここを拠点にする安心感はやはり強いと感じます。

他エリアとの比較などは別記事でまとめていますので参考にして下さい。

 

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この記事を書いたのは
未来

人気の場所から治安の悪い国まで様々な国に渡航経験があり。多い時はホテルに月間15泊以上、海外野宿・ゲストハウス、民泊から一流ホテル、クルーズ船まで大概制覇。英語は全く得意じゃないけど何とかなっています。