XanhSM|ダナンで見かける青いEVタクシー、Grabより快適の真実

ダナンに到着して街中を歩いていると、すごく鮮やかな水色というか、シアン色(青緑色)の車が何台も走っているのを見かけると思います。

これはXanh SM(サン・エスエム)という、ベトナムで最近すごく増えているGrabのようなアプリで操作するスタイルの新しいタクシーサービスです。これが乗り心地はGrabよりも断然良く、特にうちみたいに小さな子どもがいる家族連れには助かりました。

ただ、支払い周りでちょっとした落とし穴とがあったり…今回は、そんなダナンの「青いタクシー」について、実際に使ってみた感想などをお届けしたいと思います。

ベトナム初のEVタクシー「Xanh SM」とは

By Lê Huỳnh Bộ – Own work, CC BY-SA 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=165378960

この水色の車、ベトナムの「ビングループ」という超巨大企業傘下の「ビンファスト」という自動車メーカーが作るの電気自動車。その車両を使用した、全車両が電気自動車というタクシーがXanh SM(サン・エスエム)です。

ダナンといえば移動はGrab(グラブ)一択みたいなイメージがありましたが、ここ最近でこのXanh SMが猛烈な勢いで増えており、Grabの強力なライバルになっているようです。

使い方はGrabとほぼ同じで、専用のアプリをダウンロードして、行き先を入れて呼ぶだけ。アプリの画面も直感的で分かりやすいので、Grabを使ったことがある人なら迷うことはないと思います。そして何より、Grabが捕まりにくい夕方の時間帯や雨の日でも、このXanh SMならスッと捕まることがあったり、Grabと違い需要による価格変動が無いのか…少ないのか。雨天でも比較的安い価格で配車して貰う事が出来ました。

ただしこのXanhSMのアプリが日本語に対応していません。英語でも何となくわかるので問題ないですが、英語が苦手な方はハードルになってしまうかもしれません。

Grabと何が違う?乗って感じた”静かさ”と”接客”の差

じゃあGrabと何が違うの?って話なんですが、一番の違いは「車の質」と「ドライバーさんの雰囲気」です。

Grabは基本的には一般の人が自分の車を使って営業しているので、来る車が古かったり新しかったり、タバコの匂いが染み付いていたり…いなかったりと、どうしても「当たり外れ」があります。

ですが、Xanh SMは全部が会社持ちの新車EVなので、どの車に乗ってもピカピカで清潔というのが最大のメリット。ドアを開けた瞬間に、ちゃんと冷えたエアコンの風を感じられるのは嬉しかったです。

運転手さんは制服着用で安心感あり

そしてドライバーさんの教育がしっかりしているなという印象を受けました。Grabだと短パンにサンダルみたいなラフな格好のお兄ちゃんが来ることも多いんですが、Xanh SMのドライバーさんはみんな、会社のロゴが入った水色のポロシャツを制服として着ています。

まあ、日本のタクシー運転手さんみたいにスーツに白手袋でビシッとしている訳じゃなく、あくまでポロシャツなのでカジュアルではあるんですが、それでもちゃんとした会社のスタッフさんが運転してくれているという安心感は段違いでした。挨拶も丁寧ですし、運転も荒くない人が多かったように思います。

子連れにこそXanh SMを推したい理由

私がこのXanh SMを特にオススメしたいのが、小さなお子さん連れで旅行されている方々です。というのも、うちの子がそうなんですが、すぐに車酔いしてしまうんです。

Grabだと、車によっては芳香剤の匂いがキツかったり、信号待ちのたびにエンジン車特有のお尻に伝わってくる小刻みな揺れ、ドライバーによっては運転が荒い事だってあります。そうすると、子供が「気持ち悪い…」と言い出し、タクシーの中で吐いちゃったりしたら…とヒヤヒヤします。

ですが、Xanh SMは電気自動車なので、ガソリンの臭いが全くしません。それに、モーターで走るので振動もほとんどなくて、本当に「スーッ」と滑るように走ります。この「無臭」と「静かさ」のおかげで、移動中に子供が酔うことが一度もなくて、これは本当に助かりました。

日本のクレカが登録できない!?現金払いの落とし穴

と、ここまでXanh SMを褒めてきましたが、実は一つだけ、日本人旅行者にとって致命的とも言える弱点があります。それが「クレジットカードの登録が難しい」という問題。

Grabなら日本のクレジットカードでも登録できる(※一部登録できなかったという声を聞く事もありますが…)んですが、Xanh SMのアプリは海外発行のカードに厳しいのか、登録しようとしても弾かれてしまうことが多くあります。

私も楽天カードを登録しようとしたんですが、何度やってもダメでした。一部の噂では3Dセキュアの認証が失敗の要因という声も聞かれますが、ダメ元で持っていた三井住友でやってみたら、なんとこっちはすんなり登録できました。どうやら日本発行のカードが一律全て駄目という訳ではなく、相性があるみたいです。

もしクレジットカードが登録できない場合は、支払い方法を「Cash(現金)」に設定して、降りる時に現金で払うしかありません。なので、Xanh SMを使うつもりなら、細かい現金(1万ドン、2万ドン、5万ドン札あたり)を常に財布に入れておく必要があります。

まとめ:快適さ重視ならXanh SM、Grabと二刀流が最強

結論として、ダナンでの移動はどうするのが良いかというと、「基本はGrab、捕まらない時や快適にいきたい時はXanh SM」という使い分けが最強だと感じました。

台数は増えているとはいえ、2025年時点ではまだまだGrabの方が車両数は多く、やっぱりクレジットカード決済ができて、台数も圧倒的に多いGrabの利便性は捨てがたいです。ですが、雨が降ってGrabが捕まらない時や、ちょっと長距離を移動するから快適な車がいいな、という時は迷わずXanh SMを選ぶ事をお勧めします。

ぜひ一度試してみてください。「おっ、静か!」って驚くと思いますよ。この他にもダナンやGrabに関する記事を掲載していますので、旅の参考にして頂けると嬉しいです。

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この記事を書いたのは
未来

人気の場所から治安の悪い国まで様々な国に渡航経験があり。多い時はホテルに月間15泊以上、海外野宿・ゲストハウス、民泊から一流ホテル、クルーズ船まで大概制覇。英語は全く得意じゃないけど何とかなっています。