ダナン旅行は子連れでも楽しめる?|年齢別の注意点と対処

「今度の休み、ダナンに行こうかと思ってるんだけど…子供連れでも大丈夫かな?」友人にこう聞かれたら、僕は食い気味にこう答えます。「絶対に行ったほうがいい! でも、準備だけはサボっちゃダメだぞ」と。

そう…子供と一緒の海外旅行となると、大人だけの旅とは訳が違います。飛行機で泣かないか、現地の食事は食べられるか、熱を出したらどうしよう…。ガイドブックには「子連れにも人気!」なんて書いてあるけど不安は尽きません。

確かにダナンは子連れにも最高のビーチリゾートですが、何も考えず沖縄やハワイに行くかのような感覚で行くと絶望する瞬間が確実にあります。

道がバイクと露店に占拠されて安全に歩けなかったり、子供がパクチーを全力拒否したり、インフィニティプールの深さが子供の身長を超えていたり…。

そこで今回は、2人の子供を連れて何度もダナンを訪れている経験を活かし、年齢別に直面する問題点と、それを乗り越えて家族みんなで楽しむための方法をご紹介します。

【0歳〜2歳】段差と暑さと衛生面。ベビーカーは不要

まだ歩けない、あるいはヨチヨチ歩きのこの時期。一番注意したいのは「移動」と「食事」です。皆さんは海外旅行にベビーカーって持って行きますか?国にもよるかもしれませんが、持って行くという人はあまり多くない気がします。

ダナンに関してはベビーカーは必要ありません。ただし抱っこひもは必ず持参するようにしてください。

歩道はガタガタ、Grabにチャイルドシートなし…抱っこ紐が命綱に

ダナンの歩道は、基本的にバイクの駐車場か屋台の席になっています。わずかに空いているスペースも、舗装がめくれていたり、謎の穴が開いていたり、そもそも歩道と車道の段差が結構あったりします。

現地で少しでも楽なように…と、ただでさえ子供の荷物が多い中一生懸命ベビーカーを持って行ったとしても、恐らく活躍できる機会はそう多くありません。

リゾートホテルの敷地内やショッピングモール、海岸沿いの道あたりでは使えますが、多くの観光地でもベビーカーは適しませんし、街歩きを考えているなら機動力のある抱っこ紐が最強です。暑さ対策としてメッシュ素材のものであれば尚GOOD。

そして、移動のメインになるタクシー・Grabですが、チャイルドシートが付いている車はほぼ皆無です。法律的にも緩いのが現状で、道路状態や運転マナーなども相まって安全のためには保護者がしっかり押さえているか、抱っこ紐などでしっかり固定して乗るのが現実的な安全策となります。

ちなみに、kkdayなどで事前申し込みをしておけば、わざわざ日本から持っていかなくても現地でベビーカーやチャイルドシートを借りる事ができ、宿泊ホテルで貸し出し/返却ができます。

ダナン ベビーカー、チャイルドシート、車椅子のレンタル | ベトナム

Grabの詳しい使い方や広さの感覚などについては別記事でご紹介していますので、併せてご覧ください。

オムツと離乳食の現地調達「ロッテマート」と輸入食品店「Moonmilk」

「荷物を減らしたいから現地調達!」これは私も良くやります。

オムツに関しては、ロッテマートに行けばちょっと高いですがメリーズやムーニーが売っています。街中のコンビニとか小さい店だと現地のものしかありませんが、ハギーズっていうアメリカのおむつ知ってますか?

昔日本でも販売されており…7~8年前かな?長男が赤ちゃんの時に使っていました。特に肌トラブルは起きませんでした(ゲンキでは肌荒れしたけど)が、このような現地のおむつであれば、テープ・パンツ共に比較的気軽に購入する事ができます。

離乳食は、現地のスーパーにはあまり種類がありません。

でも、在住外国人がよく使う「Moonmilk(ムーンミルク)」という輸入食品店に行けば、欧米系のオーガニックなベビーフード(パウチタイプ)が手に入ります。とはいえ、味の好みが激しい時期なら、日本からレトルトを多めに持参するのが一番の解決策かもしれません。

深夜に響く「肉まん売り」のアナウンス!?寝かしつけを邪魔しないホテル選び

ダナンにおける工事の騒音などは比較的良く取り上げられるんですが、もう一つ、ガイドブックには絶対に載っていない重要な情報があり…。

ベトナムには「肉まん(バインバオ)」の移動販売車がいて、大音量で「バインバオ〜、ノンホイ〜(熱々の肉まんだよ〜)」という独特のアナウンスを流しながら街を移動します。深夜に!!!

やっと寝かしつけた子供が起きちゃった時の絶望感…。ビーチ沿いのリゾートエリアでは私は見かけないですが、ホテルを選ぶときは、大通りに面していない部屋をリクエストするか、防音がしっかりしたホテルを選ぶことをおすすめします。

【3歳〜6歳】「トイレ」と現地の食事が口に合うか

自分で歩けるようになって、主張も激しくなるこの時期。「トイレ行きたい!」や「もう歩けない!」などにどう備えるかが勝負です。

「辛くしないで」と「別添え」

イヤイヤ期や偏食が発動するこの時期、ローカル飯に挑戦したいけど、子供が食べてくれるか心配…。そんな時は、注文時に「Khong Cay(ホン・カイ=辛くしないで)」と伝えましょう。ミークアンやフォーは基本的に優しい味ですが、チリソースが入っていることがあるので念のため。

そして、最大の難関が「ネギ・パクチー」です。「全部抜いて!」と言うよりも、大人が食べる分には欲しい事もあるので、別のお皿にください(Separate please)と頼むのがスマートです。

もしどうしても現地食を拒否されたら、日系ピザチェーンのPizza 4P’s(カニのトマトクリームパスタと蜂蜜チーズピザがおいしい)や1店舗だけですが市内にマクドナルドもあります。

ちなみに、ダナン市内には3か所(ミーケービーチの近くと、ダナン博物館の近く、市内南部)に業務スーパーがあります。日本にも沢山ある、緑色のあの業務スーパーです。ここに行けば日本で売っている物と同じ缶詰や冷食などを購入する事ができますよ。GoogleMapなどでダナン周辺を「GYOMU Japan」と検索すれば出ます。

また日本食や日本人にもなじみのある料理を朝食で提供するホテルを事前に選んでおくというのも手です。詳細は別記事のホテルの選び方という記事で詳しくご紹介しています。

ちなみに、偏食っ子でも意外と食べてくれるたのが、ダナン名物の「ミークアン」です。 きしめんみたいな平たい麺で、スープも辛くありません。 あと、飲み物の氷でお腹を壊すこともあるので、心配なら「No Ice」で注文するか、冷えた缶ジュースを飲むのが安心です。

ローカルのトイレは正直キツイ

街歩き中、子供の「おしっこ!」は突然やってきます。でも、その辺の昔ながらのカフェや食堂、ましてや公衆トイレなんかは…正直、日本人の感覚だと「無理!」となるレベルの場所もあります。

なので、私は前日にGoogleマップで翌日の行動範囲の中にある、比較的トイレが綺麗そうな場所を事前に確認するようにしていました。と言ってもそんな大変な作業ではありません。「高級ホテル」や「大型ショッピングモール」などを中心にある程度目星をつけておくだけです。

チーズピザは、子供たちが無言で貪り食うほどの美味しさです(笑)。予約必須ですよ!

おしゃれなインフィニティプールは深すぎる

ダナンのホテルは「屋上のインフィニティプール」を売りにしている所が多くありますが、これ、水深が1.2m〜1.4mくらいあるケースが多く、身長100cmくらいの子だと、当然足がつきません。

浮き輪があればまだ良いですが、ちょっと意識しておかないと現地に行って「思っていたのと違う」となりかねません。

そんな時、日系ホテルの「ダナン三日月」にある全天候型プールは神です。子供向けの浅いエリアやスライダーが充実していて、親も温泉で休める。もし雨が降ってもここで一日遊べるので、微妙な時期のお子さんがいる場合は三日月の存在を覚えておいてください。

これらの詳細は別記事、子連れダナン・ホテルの選び方という記事で詳しくご紹介しています。

【小学生】身長140cmの壁と「飽き」への対応策

小学生になると体力もついて楽になりますが、今度は「お金」と「飽き」の問題が出てきます。

年齢確認なし、身長で子供価格が決まるシステム

日本では「小学生なら子供料金」が当たり前ですが、ベトナムの文化として観光地(バーナーヒルズなど)では、身長により大人料金か、子供料金かが決まります。そのボーダーラインはだいたい「140cm」。これを超えると、たとえ10歳でも容赦なく大人料金を請求されます。

かなり緩く適当に運用されているのかと思いきや、チケット売り場の前には身長計が置いてあって、スタッフがちゃんと測る事もあります。背の高いお子さんがいる場合は注意しましょう。

世界遺産ホイアンは「夜」が絶景。”もう飽きた”と言わせないための時間配分

世界遺産のホイアン、大人は「古い街並みが素敵!」と感動しますが、子供にとっては「ただの古い家と暑い道」でしょう。昼間の炎天下に連れ回すと、10分で「ねえ、まだ? 帰りたい」が始まります。

なので、ホイアンは夕方から。涼しくなってから行って、ボートに乗って灯篭流しをしたり、キラキラ光るランタンを見たり。「探検」や「お祭り」の要素を入れてあげると、子供も喜びますの目が輝きます。

ただし、実はこれはこれでリスクがあり、やはりホイアンは夜にかけて大混雑してきます。帰りのGrabの問題などもあるので、よく計画を練ってみてください。

日本語が通じる病院「FMP」と「Vinmec」

最後に、一番大事なこと。子供は旅先だろうが何だろうが急に熱を出します。

そんな時、言葉の通じない現地の病院に行くのは現実的ではありませんが、ダナンには「Family Medical Practice (FMP)」と「Vinmec(ビンメック)」という、外国人の扱いに慣れた病院があります。

特にFMPには日本人スタッフがいたり、日本語通訳サービスがあったりするので、症状を日本語で伝えられる安心感は半端なく、海外旅行保険のキャッシュレス診療にも対応していることが多いので、出発前に保険証券と合わせて病院をチェックしておいてください。

子連れダナン旅行、大変なこともありますが、それ以上に「行ってよかった!」と思える瞬間がたくさん待っています。トラブルがあっても大丈夫!帰ってくれば笑い話になりますので、家族の時間を楽しんできてくださいね!

この他にもダナンに関する記事、家族旅行に役立つ記事を多数公開していますので参考にして下さい。

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この記事を書いたのは
夏目 洋平

ベトナムに関する記事を書いている30代の父親ライターです。 ありがたいことに賞をいただいたりもしていますが、実際の家族旅はそんなスマートなものではありません。毎回何かしらやらかしては呆れられ、威厳なんてあったもんじゃないです。このブログでは、ガイドブックには載らないような「失敗談」や「無駄な足掻き」をベースに、ベトナムのリアルな情報をお届けします。実用ベトナム語技能検定/観光プランナー