台北・桃園の雨の日観光|屋内スポット&濡れない歩き方
せっかくの台湾旅行雨というだけで気分が下がりますが、台北や桃園の雨は“弱いけど長い”ことが多く、移動のたびに傘を開いたり畳んだり……正直これが一番つかれます。
なので、まずは「屋根がある道を選ぶ」「屋内で長く滞在できる場所を組み合わせる」の2点が肝心です。徒歩の距離をむやみに伸ばさず、駅直結や地下通路があるスポットを“線”で結ぶ。これが雨の台北を楽しむポイントです。
デメリットを挙げるなら、屋内人気施設は雨の日ほど混みやすいこと。静かに過ごしたい派なら、開館直後か閉館前寄りの時間帯に寄せるのが無難です。
台北:地下直結と事前購入で“濡れない観光”
台北は台北駅〜中山エリアに長い地下街がのびています。地下だけで移動→地上に出る回数を最小化、が定石。もしチケット売場が屋外にあった場合、並ぶ時間も雨だと地味にストレスなので、観光施設はオンライン購入ができるか先に確認しておくとラクです。
台北地下街〜中山地下街|雨でも買い物・休憩が地下だけで完結
「台北駅〜中山の地下動線」と「華山1914・松山文創園区」。この2本柱だけでも、雨の日の台北はだいぶ遊べます。前者は台北駅から中山方面へ、出口番号をたどって歩くだけ。雨宿り代わりのカフェ、プライズ系のゲームコーナー、文具やスマホアクセの小さなショップ……「濡れないで用事を片付ける」用途にはぴったりです。
ただし地下街も床材がつるっとしてる箇所は、濡れた靴底だと滑りやすいです。フードコートは雨の日だと特に席の確保が難しいタイミングもあるので、ピーク前後にずらすか、テイクアウトでベンチに戻るのも手です。
後者は展示やデザイン雑貨、カフェめぐりもセットで。どちらも“屋根つき”を前提に滞在時間を伸ばせるのが良いところです。逆にマイナスは、雨の日はやはりこれらのスポットに人が集中する事です。
北投温泉:雨だからこそ気持ちいい半日“温活”
外がひんやりする雨の日は、思い切って温泉に寄ると体がいっきに回復します。北投はMRTで行きやすく、新北投駅から徒歩圏に立ち寄り湯が点在。入浴30~60分+往復で半日枠にすっぽり収まるバランス感が、雨行程と相性◎です。
ただし、駅から温泉間は屋外を歩く事になりますので注意!
そして休日の昼~夕方はわりと混みます。床が滑りやすい施設もありますし、泉質によっては塩素の匂いを強めに感じる時も。静かに長湯したいなら朝いち、または夜の早い時間が向いています。
新北投へ一直線+持ち物のコツ
台北駅からMRTで乗り換え1回、30分前後で新北投へ。駅前はすぐに温泉地になっており、道は短いですが雨だと季節によっては冷える事もあります。タオルと、ビニール袋は濡れた物の隔離用に。多くの施設は日本と同じ裸で入るスタイルですが、一部の公衆浴場は水着着用が必須など、施設ごとに“水着必要/不要”が分かれるので、事前に確認しておいてください。
桃園:高鐵桃園直結で“屋根続き”に過ごす
桃園エリアで雨なら、高鐵桃園駅周辺に集まっている屋内スポットへ。駅から屋根つき動線で、水族館・アウトレット・飲食がワンストップ。移動が短く、子連れでもぐずりにくいのでおすすめです。
ただし、やはり屋内施設というだけあって、雨天時はどこも人が増えます。特に昼前後は混雑しやすいので、時間を大きく前後にずらすのがおすすめ。
Xpark→グロリアアウトレット
屋内のXparkでゆっくり鑑賞→屋根続きでグロリアアウトレットへ移動、というシンプル構成。展示は立ち止まる人が多く流れが滞りがちなので、混み始める前の開館直後がおすすめです。
ランチはアウトレットのフードコートなどを利用。価格は観光地水準でやや高めですが席数は多く、ピークを外せばベビーカーがあっても座れました。注意点として、建物間の一部は半屋外で風が強いと吹き込みます。
雨の日ごはん&装備の実用メモ
こればっかりは季節によりますが、炎天下の時を除き食事は体が温まる麺やスープ系を主役に。移動の途中でサッと食べられる豆漿店(朝)や牛肉麺(昼・夜)は、雨の日の味方です。装備は“手をふさがない”ことが正義。折りたたみ傘+斜め掛けバッグ、足元は滑りにくいソールのスニーカー。電子マネー・QR決済は広く使えますが、屋台や小さなお店は現金オンリーもまだあります。小額紙幣を多めに、現地の通貨に慣れていないのでコインはコインケースに分けておくと会計がもたつかずスマートです。
麺・豆漿店で温かく/“香菜・辛さ”は指差しで
朝は鹹豆漿(しょっぱい豆乳スープ)に揚げパンを割り入れて、昼は牛肉麺で芯から温まる。
屋台で「小辣(ちょい辛)」を頼んだつもりが、想像より“しっかり辛い”。
以後はメモに「不辣」って書いて指差し。声が通らない雨音の中でも通じやすく、発音の問題も無いので便利です。。店の回転が速い場所ほど、最初の一言が大事。
雨の日の台北・桃園観光まとめ
雨だとせっかく計画していたプランも台無し…でも、雨の日の台北&桃園は、強引に「晴れの日プラン」を強行するより、動線を短く・屋根の下で長く過ごす、に切り替えた方が結果的に満足度が上がる事があります。
地下街で買い物→カフェで一休み→北投で温まって戻る。あるいは桃園エリアに集約して、屋内をハシゴ。派手さはないけれど、身体がラクで、帰ってからの“疲れ残り”も少なく、また台湾行きたいね!となると思います。
次は晴れた日の夜市を…と書きたいところですが、それはまた別の記事で。
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この記事を書いたのは

人気の場所から治安の悪い国まで様々な国に渡航経験があり。多い時はホテルに月間15泊以上、海外野宿・ゲストハウス、民泊から一流ホテル、クルーズ船まで大概制覇。英語は全く得意じゃないけど何とかなっています。