ダナンのハン市場とコン市場の違い|観光客はどっちに行けばよいか

ダナンのガイドブックを開くと、必ずと言っていいほど大きく載っているのが「ハン市場」と「コン市場」です。写真で見ると、どっちもカゴバッグが山積みになってて、果物がぶら下がってて、活気があって…。

限られた旅程の中で、似たような市場をハシゴする時間なんてないし、かといってハズレの方に行く事は絶対に避けたい…。ただ結論から言っちゃうと、この2つの市場、似て非なるものです。

実際、何も知らなかった時にコン市場へ最初に訪れ、「マジか…」となった記憶があります。今回は、実際に両方の市場を訪れて分かった、それぞれの決定的な違いと、観光でダナンを訪れた日本人がどちらの市場に行けばいいかの判断基準をご紹介します。

ハン市場とコン市場の違い、観光客におすすめなのはどっち?

まず時間がない人のためにズバリ結論を言うと、初めてのダナン旅行、もしくは小さなお子さん連れなら、迷わずハン市場を目指してください。(*ただしハン市場も”子連れにおすすめ”とは言えません。二つを比較すればマシと言うだけで詳細は別記事を)

一方で、もしあなたが「綺麗なお土産なんて興味ない!現地の人が食べるディープな飯を食わせろ!」という旅の玄人(あるいはチャレンジャー)なら、コン市場が天国になるはずです。ざっくり比較するとこんな感じです。

 ハン市場 (Han Market)コン市場 (Con Market)
メインの客層観光客(特に韓国人)地元のオバチャンたち
買えるものお土産、アオザイ、カゴバッグ生鮮食品、日用品、激安ローカル飯
難易度初級〜中級(日本語が通じる店も)上級(英語も怪しい、ボディランゲージ必須)
感想活気があって買い物しやすい!圧倒的カオス…そして衛生面も少し心配

ハン市場は観光客向けに最適化されているので、お土産選びには最適です。場所もドラゴンブリッジの近くだし、行きやすく、対してコン市場は、本当に「地元の台所」って感じです。観光客が割り込む隙間がないくらいの熱気と、剥き出しの肉や野菜の山。見る分には面白いんですが、家族連れで訪れるにはややハードル高めかなと感じました。

【ハン市場】定番土産とアオザイ!最新の相場と失敗しない値切り方

というわけで、多くの人におすすめしたい「ハン市場」の攻略法からです。ハン市場は2階建てになっていて、1階が食品と雑貨、2階が服と靴という構造になっています。

現地のお店の人に聞いた「ホンネの話」なども織り交ぜてご紹介します。ただし全ての店舗・商品に対して当てはまる訳ではないので、参考として下さい。

2025年最新の相場観と値切りの目安

1階には女性陣の目が輝く「カゴバッグ」が山のように積まれています。これ、デザインもかわいいし、日本で買うより断然安いです。

ただ、ここで一つ注意が必要なのが値段です。市場のおばちゃんたちは、観光客と見るやいなや、結構強気な値段(言い値)をふっかけてきます。そこで、2025年時点での私の感覚としての「適正価格(値切り後の価格)」をこっそり教えます。もちろん店や商品によってだいぶん差はありますので、あくまでも目安として参考にして下さい。

商品カテゴリー言い値(初期提示額)目安着地価格(適正価格)目安備考・交渉のコツ
カゴバッグ・プラカゴ30万〜40万ドン (約1,800〜2,400円)12万〜18万ドン (約720〜1,080円)シンプルなものは安め。「高いよ〜」と帰るフリをすると下がることが多いです。
アオザイ(既製品)40万〜60万ドン (約2,400〜3,600円)20万〜30万ドン (約1,200〜1,800円)レースや装飾が多いと高くなります。サイズ直し代が含まれるか確認を。
クロックス風サンダル35万ドン〜 (約2,100円〜)15万〜20万ドン (約900〜1,200円)「ジビッツ(飾り)」をオマケしてもらうのが定番の交渉術です。
ロゴTシャツ (NIKEなど)20万〜25万ドン (約1,200〜1,500円)7万〜12万ドン (約420〜720円)速乾素材のやつは旅行中の着替えとして優秀。まとめ買いでさらに安く!綿Tになるともう少し上がる事も

By Daderot – Own work, CC0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=39435464

値切り交渉の定説「半額スタート」は現在でも有効か?

昔は値切りスタートは初期提示額の半額を目安に!なんて言われていた事もありましたが、上の表を見ても分かる通り2025年時点でもその基準は大きくはズレていない気がします。

ただし!

最近の市場のおばちゃんたちも手強くて、日本人が「半額」と言ってくるのは知っているらしいです。なので、それを見越して、最初から適正価格の3倍、4倍の値段を吹っかける事もあるそう。つまり、半額になってもまだ高い…なんて事もあります。

このハン市場(というよりダナン全体)は韓国人観光客が多め。韓国人は徹底的に値切るがまとめ買いする。日本人はあんまり値切らないが買わないという印象があるようです。

ちょっと待って!「本当に安い?」冷静な判断と強引な客引き対策

ここで水を差すようで申し訳ないんですが、買う前に一度冷静になってみてください。

例えばTシャツが700円…安い!と飛びつきたくなりますが、日本でも「GU」や「しまむら」などに行けば同じ値段かもっと安く、もしかすると同等以上の品質の物を買えるかもしれません。

激安という先入観で買いまくると、後で「なんでこんなペラペラの服を…」と後悔することになります。

しかも、ハン市場のオバチャンたちの熱量は凄まじく、ちょっと見ていただけでも「いくらなら買う?」と電卓を突き出してきます。ここでうっかり価格交渉を始めてしまうと相手の思うツボ。「OK!その値段でいいよ!」と袋詰めされて断れずに買う羽目に…。

値切り自体をひとつのアトラクションとして楽しむならアリですが、不要な時は「むやみに商品に触らない」「はっきりNOという」を徹底してする事も大切です。

朝一番に行くと「神対応」される説

現地での裏話として、値切り交渉が苦手…という人に試してほしい裏技があります。それは朝一番(7時〜8時頃)に行くこと。

ベトナムの商人には「モーニング・ラック(朝の縁起)」という考え方があって、「その日最初のお客さんが買ってくれると、一日商売繁盛する」と信じられているらしいです。(*知らんけど)

なので、朝イチで行くとあっさり値引きしてくれる事もありますが、逆に値段だけ聞いて買わずに帰ると、めちゃくちゃ不機嫌になる(縁起が悪いから)らしいです。(*知らんけど)

ただ、ここまで書いて申し訳ないんですが、これに関しては「へ~そうなんだ」程度の豆知識として心に留めておいてください。実際にそこまで劇的な効果がある訳ではありません。

【コン市場】激安グルメの宝庫、ただし衛生面は要注意

By Christophe95 – Own work, CC BY-SA 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=87698091

コン市場はもう、入った瞬間に空気が違います。ハン市場が観光地なら、こっちは地元民の買い出しの場です。通路は狭いし、バイクでそのまま突っ込んでくる人もいるし…

激安だけど…衛生面で注意が必要なフードコート

ここの目玉は、なんといっても巨大なフードコートです。ダナン名物の「ミークアン(和え麺)」が2万5千ドン(約150円)とか、「バインセオ」が1万ドン(約60円)とか、笑っちゃうような値段で食べられます。味も、地元の人で賑わっているだけあって間違いなく美味しい。

ただ、ここで一つだけ注意したいのが「衛生面」です。床には食べた後のナプキンやゴミが散乱してますし、お店の人が食器を洗う水も「え、そのバケツの水で洗うの?」って驚きました。

もしここで食べるなら、「ウェットティッシュ」は必須装備です。箸やスプーンは必ず拭いてから使う事が推奨されますし、そもそもお腹に自信がない人は避けた方が無難かもしれません。

想像以上の臭いと暑さに注意が必要

両方の市場に共通して言えることなんですが、これから行く人にどうしても伝えておきたいのが、「臭い」と「暑さ」の洗礼についてです。

1階の奥は「息を止めて」

ハン市場の1階奥には、干物や塩辛(マムトム)を売っているエリアがあるんですが、ここの臭いが…凄まじいです。
魚市場の生臭さと、発酵した独特の酸っぱい臭いが混ざって、高温多湿の空気で煮詰められたような…。

うちの息子は、市場に入った瞬間に「くさい! 無理!」って鼻をつまんで逃げ出そうとしました。臭いに敏感な方はマスクを持っていくか、1階はなるべく早歩きで通り抜けることをおすすめします。

市場は「サウナ」かもしれない

そして、市場の中には基本的にエアコンがありません。天井の高い建物とはいえ、トタン屋根の下に人と商品が密集しているので、乾季の日中は完全に蒸し風呂状態です。

試着室なんて入った日には、汗で服が張り付くレベル。なので、特に子連れで行くなら「長居は無用」です。買うものを決めたらサッと買って、サッと出る。水分補給も忘れずに。これを守らないと熱中症になりかねません。

トイレは市場で済ませようとしてはいけない

市場にもトイレはあるんですが、有料(小銭が必要)な上に、清潔さは…正直に言って「緊急事態以外は使いたくない」レベルです。なので、トイレは市場に行く前か、後述する周辺の避難スポットで済ませるのが鉄則です。

市場の周辺も賢く活用!高レートな両替所とスーパー・カフェ

市場観光を成功させるコツは、市場の中だけで完結させないことです。周辺のお店をうまく使いましょう。

高レートな「貴金属ショップ」で両替

ダナンでの両替の方法の記事でも書きましたが、ハン市場の向かいにある「SOAN HA」などの貴金属店は、ダナンで一番レートが良い両替所として有名です。

市場での買い物は現金オンリーなので、まずはここで軍資金を調達してから突入するのが黄金ルートです。

疲れたら「GO!」か「Cong Caphe」へ避難

市場の熱気と臭いにやられたら、無理せず休憩しましょう。

コン市場の向かいには「GO!(旧Big C)」という大きなスーパーがあります。ここは天国のようにエアコンが効いていますし、トイレも綺麗です。お土産用の箱菓子なんかは、物によっては市場よりもここのスーパーで買った方が安くて綺麗だったりします。

ハン市場の近くなら、おしゃれカフェ「Cong Caphe(コンカフェ)」がおすすめ。ここのココナッツコーヒーを飲んでクールダウンすれば、また買い物をする気力が湧いてきます。

現地の話なども織り交ぜて細心の相場観や雰囲気をご紹介しましたが、いかがでしょうか。カオスな熱気も含めて、これぞベトナム!という体験ができる場所なので、ぜひ万全の準備をして挑んでみてくださいね!

この他にもダナンに関する記事を公開していますので、ぜひ参考にして頂いて旅行の参考にしてください。

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この記事を書いたのは
未来

人気の場所から治安の悪い国まで様々な国に渡航経験があり。多い時はホテルに月間15泊以上、海外野宿・ゲストハウス、民泊から一流ホテル、クルーズ船まで大概制覇。英語は全く得意じゃないけど何とかなっています。