ホイアン観光の注意点まとめ|行き方と入場料の真実、詐欺と夜の混雑、子連れ対策

ホイアンのランタンが灯る街並み…あの幻想的な景色は絶対見なければ!ダナンから車で1時間くらいだし余裕だろうと軽く考えてたんですが、実際に行ってみたらヤバい事実が色々ありました。

夜Grabが全然捕まらなくて焦ったこと、旧市街に入るだけで入域料が必要だった事(*2023年以降厳格化)、そして何より夕方以降の人混みが想像以上にヤバかったこと。

ホイアンは確かに古都の街並みがきれいで、夜のランタンも幻想的ですし、総じて素晴らしい街です。それら良い面は旅行ガイドや多くのサイトで語りつくされている通りですので、

この記事ではダナンからホイアンへ行く際の移動手段の選び方、現地での車両規制、子連れで行く時の注意点など、実際に行って初めて分かった注意すべき情報を中心にご紹介します。

ダナンからホイアンまでの移動手段、時間と費用

ダナンの中心部からホイアンまでは約30キロ、車で45分〜1時間くらいです。移動手段はいくつかあるんですが、それぞれメリット・デメリットがあるので、表にまとめてみました。

ダナン⇔ホイアン間の移動手段比較

移動手段片道料金(VND)メリットデメリット・注意点
Grab(4人乗り)35万〜40万
(約2,100〜2,400円)
・車両数が多く捕まりやすい
・料金が事前に分かる
・時間帯で価格変動(サージ)
・夜間は捕まりにくい
Xanh SM(電気タクシー)38万〜42万
(約2,280〜2,520円)
・新車で清潔
・サージが少なめ
・アプリ必須
・Grabより若干高め
往復チャーター(4〜6時間)(*往復)80万〜100万
(約4,800〜6,000円)
・帰りの心配不要
・荷物置ける
・子ども休憩可
・往復Grabより高い
・事前予約必要
従来型タクシー40万〜45万
(約2,400〜2,700円)
・アプリ不要・遠回りリスク
・ぼったくりの可能性

私たちが実際に使った時の料金は、Grabの4人乗りで日中に片道380,000VND(約2,300円)でした。ただこれ、時間帯によってかなり変動があり、夕方4時〜6時くらいの観光需要が多い時間帯は450,000VND(約2,700円)くらいまで跳ね上がる事もありました。

Xanh SMも試してみましたが、やっぱり車が綺麗でした。料金はGrabとほぼ同じか、ちょっと高いくらい。ただ、Xanh SMの方がサージの変動が少ない印象でした。両方のアプリ入れておきその都度比較するのがおすすめです。

チャーターは高いけど子連れには価値がある

往復の移動+現地での待機時間込みのチャーター、最初は「往復Grabより1500円ちょっとぐらい高いし…」って思ってたんですが、2回目のホイアン訪問で使ってみたらこれがめちゃくちゃ楽でした。

私の場合、料金は6時間待機で900,000VND(約5,400円)くらい。確かに高いんですけど、帰りの車を探す手間がゼロ!予備のおむつや子供の着替え、買った物などを車内に置いておける!これらの事だけでも価値は十分にありました。

ただやっぱり一番は、夜遅くなっても「車が来ない!」って焦らなくていいのが精神的に楽です。特に子連れだと、疲れた子どもを抱っこしながらGrab待つのって結構キツイので。

夜のGrab待ち地獄を体験した話

子連れで訪れた時とは別の話なんですが、行きはダナン市内からGrabで訪れ、帰りも大丈夫だろうと思ってた所、夜8時過ぎのホイアンでGrab呼んだら全然マッチングしない。10分待っても15分待っても「ドライバーが見つかりません」の表示。

何度か再検索し、やっと見つかったと思ったらドライバーからキャンセルされて、結局30分以上Grabと格闘した後に客待ちしてる流しのタクシーと交渉して相場の1.5倍近い3500円ぐらいの価格でダナンまで帰りました。

今思えば、その時は周りもみんなスマホ睨みながらイライラしていたように思います。夜遅くまでホイアンに滞在する予定なら、チャーターを利用するか、もしくは、7時台には観光切り上げて早めにGrab呼ぶか…8時以降は覚悟した方がいいかもしれません。

ホイアン旧市街は車で入れない

これも事前に知らなくて困った事の一つです。ホイアンの旧市街って、時間帯によって車両進入禁止になります。

朝と午後3時以降は歩行者天国

午後3時から夜9時半くらいまで、旧市街の中心部は車やバイクが入れない歩行者天国になります。朝も9時〜11時は規制があるんですが、観光的には午後の規制の方が影響大きいです。

最初これを知らなくて、Grabの運転手さんに「日本橋の前で降ろして」って言ったんですけど、「ノー、ノー」って。え、何で?って思っていたらこの規制のせいでした。

なので午後にホイアンへ行く場合は、必ず旧市街の外で降り、そこから歩いて中心部まで行く事になりますが、どこで降ろされるかが重要となります。

Grabの目的地設定で「Hoi An Ancient Town」って漠然と入れちゃうと、運転手さんの判断で適当な場所で降ろされます。これが結構ガチャで、目的の観光スポット(多くの場合は日本橋周辺なのではないでしょうか?)に近ければいいんですが、そうでない場合はそこそこ歩く事になる可能性もあります。

おすすめは、具体的な目的地設定する事です。下記地図(クリックで拡大)の[149]付近が有名な日本橋です。少しでも近い場所となると「ホアイ川広場」を指定すれば良いですし、ローカルなマーケットの雰囲気を味わいたければ「ホイアン市場」周辺もおおすすめです。

引用:Hội An World Heritage「Hội An tourism information」(http://www.hoianworldheritage.org.vn/en/news/Useful-Information/hoi-an-tourism-information-735.hwh)

ホイアンで事前に知っておくべきこと

ホイアンって美しい街並みの裏に色々トラップがあり、移動以外にも、現地で「えっ、そうなの!?」ってなった事がいくつかあります。

1.街に入るだけで入域料120,000VND必要

現在はホイアンの旧市街を散策するだけでもチケットが必要です。料金は外国人観光客が120,000VND(約720円)。

「え、街歩くのに金取るの?」と思われるかもしれませんが、世界遺産の保存費用らしく、このチケットで旧市街内の5ヶ所の観光スポットにも入る事が出来ます。

そして注意したいのが、あくまでも”旧市街”なので観光地のような明確な入場ゲートがある訳ではありません。下の地図(クリックで拡大)を見て頂くと、所々に黒い家のマークがありますが、そこがチケット売り場となっており、観光客が自主的に購入する必要があります。

引用:Hội An World Heritage「Hội An tourism information」(http://www.hoianworldheritage.org.vn/en/news/Useful-Information/hoi-an-tourism-information-735.hwh)

チケット制が導入されたのは比較的前で、巡回している検察員に声をかけられたり、観光スポットへの入場の際にチケットの半券を提示しなければいけません。

なので、当初は正直なところチケットを買わなくても市街散策はできましたし、結構ずさんな感じで運用されていました。

しかし、2023年以降は運用が厳格になったらしく、途中で声かけられて結局買いに戻るという人も見かけるようになりました。

で、ここからが微妙な話なんですが、検札員って全員に声かけてるわけじゃありません。明らかに外国人観光客っぽい人を選んで声をかけており(*まあ当然と言えば当然なんでしょうが)「不公平だ」という口コミの元になっているように思えます。

2.灯篭流しボートの価格と、違法ボートの勧誘注意

ホイアンと言えば、川に灯篭を流すボートも有名です。以前はぼったくりが多かったらしいんですが、今は公定料金になっており、チケットは川沿いにある販売所(屋台みたいなブース)で買えます。

・1〜3人乗りの小船が150,000VND(約900円)

・4〜5人乗りの大船が200,000VND(約1,200円)

所要時間は20分くらいで、灯篭は別料金1個5,000〜10,000VND(30〜60円)。

ここで注意なのが、川沿いを歩いてると「ボート?」「ディスカウント!」って声かけてくる人がいますが、無視してください。(*ホイアン市の公式HPでも勧誘に応じないよう多言語で声明が出ています)

最初「安くなるならいいかな」って話聞いちゃったんですけど、後からチップを要求されたりするトラブルがあるらしく、危険な物だと、観光客がいない暗い水域に連れてかれて、泥だらけの岸辺に無理やり降ろされたなんて口コミを見た事もあります。

違法操業のボートが摘発恐れて乗客捨てて逃げたのか、最初から詐欺目的だったのか分かりませんけど、とにかく正規のチケット売り場以外では絶対買わないよう注意して下さい。

3.天秤棒おばちゃんのフルーツ詐欺

※この写真はイメージです。ベトナムの物ですが、ホイアンにおける天秤棒詐欺の写真ではありません

旧市街歩いていると笑顔のおばちゃんが「写真撮ってあげる」と観光客の肩に天秤棒を乗せて来るという事例が報告されています。「いい思い出になるな」と思うかもしれませんが、写真撮影後におばちゃんの態度が豹変し、フルーツの押し売りが始まるという仕組みです。

「写真撮ったから買え」みたいな無言の圧力で、値段聞いたらココナッツ2つで300,000VND(約1,800円)、相場の10倍くらいな事もあるようで、特に「No」って強く言えない人はこの手口にハマりやすいと思います。天秤棒持ったおばちゃんが声かけてきたら無視するようにしましょう。

4.夜のホイアンは想像以上に混雑する

ランタンが灯る夜のホイアン、めちゃくちゃ綺麗で写真映えします。でも、この景色を求めて世界中から人が集まってるので、混雑が半端じゃありません。

特に観光のピークとなる夏場の時期に関しては、夕方5時〜夜8時半くらいは人と接触せずに歩くのが難しいレベルで混雑し、アンホイ橋の周辺とかナイトマーケットとか、想像以上の混雑です。

と、煽るだけ煽りましたが、露店などもたくさん出ているので、雰囲気なども含めて少し大きめのお祭りや花火大会ぐらいの人出をイメージしてもらうと混雑感が分かり易いかもしれません。

決して、静寂な古都をランタンの光と共に楽しむというような雰囲気ではありません。

人気のレストランは予約なしだと入れませんし、公衆トイレも混みます。写真撮るのも、人が写り込まないように撮るのはほぼ不可能ですし、子連れの場合は特に迷子にならないよう注意してあげる必要があります。

夜のホイアンって「ベトナムのディズニーランド」とも言われているらしく、確かに本物の古都の雰囲気っていうより、観光客向けに演出されたテーマパークみたいな感じはありました。大音量の音楽も鳴ってるし、客引きもあるし。それはそれで綺麗ではあるんですが、「静かで風情ある街」を期待してると、少し残念な感じになってしまうかもしれません。

5.バインミーで食中毒になる人もいるらしい

ホイアン名物のバインミー、有名な「Banh Mi Phuong(*2023年9月に313人の集団食中毒)」とか「Madam Khanh」とか、観光客にも人気が高く、行列になっている事もあります。私たちも食べました。美味しかったです。

しかし、ベトナムでは比較的定期的に(2~3か月に一回ぐらい?)バインミーによる数百人規模の集団食中毒が発生しており、現地のニュース記事などを見ていると子供や高齢者の死亡も多々発生しています。有名店でもそういう事があるので、ちょっと怖いですよね。

とは言っても食事をしない訳にはいきませんし、生ものを避ける以外に観光客には打つ手がないというのが現状です。できる事と言えば薬の持参などでしょうか。

子連れでホイアンに行く時の注意点

ホイアン、大人だけなら楽しいと思うんですが、小さい子連れだと正直ハードル高く、ベビーカーでの訪問は日中であれば段差に苦労する程度で済みますが、夕方以降は混雑の為、実質的に不可能に近いと言わざるを得ません。

夕方以降は涼しいが子供同伴では別のリスクも

「涼しい夕方がおすすめ」ってガイドブックなどでも良く紹介されていますが、子連れに関してはやや状況が違います。

確かに気温的には夕方の方が楽なんですが、混雑というリスクが新たに発生してしまいます。小さい子供は抱っこしないと大人に囲まれて視界が「足だけ」になっちゃいますし、迷子のリスクも高まります。夏場の繁忙期を外せばそこまでひどい状況にはなりませんが、最悪の場合、ずっと気を張ってないといけないので、親もめっちゃ疲れます。

先ほども書きましたが、ピーク時の人出は日本の大きめのお祭りや花火大会をイメージして下さい。

私たちの反省としては、早めに夕食済ませて、ランタンが灯り始める18時〜18時半には早々に観光切り上げて帰る、これがベストだったかなと思っています。

それに加えてトイレ問題もあります。人気の時間帯はトイレも混雑しますし、そもそも清潔なトイレも限られます。レストランなどで食事した時にトイレを済ませておく事が大変重要だと知りました。

ホイアンはダナンより物価が高い

ホイアンの物価、ダナンの2倍くらい高い気がします。

例えば、カフェのコーヒー。ダナンだと30,000〜50,000VND(約180〜300円)くらいなのに、ホイアンだと80,000〜100,000VND(約480〜600円)とかが普通にあり、レストランも同じでダナンの倍くらいの値段設定になっている所が散見されます。

お土産も同じ商品がダナンより高い。「世界遺産価格」ってやつなのか、観光客から搾取する前提の価格設定になってる感じがしますし、常に「何か買わないか」って迫られるプレッシャーがあります。店員の客引きも積極的だし、”古都”というよりは露店がずらっと並んだ”商業地”のような印象。

できる事なら食事もダナンに戻ってから食べた方が財布に優しいかもしれません。

オーダーメイドの服は慎重に

ホイアンは幻想的な風景ともう一つ、24時間でスーツやドレスが仕立てられる街としても有名です。街中にテーラーが多数あり、安くでオーダーメイドスーツが買えると思っていると痛い目に合うかもしれません。

縫製が雑なケースも多く「肩がきつすぎて腕上がらない」「袖の長さが左右で違う」「座るとズボン破れそう」とか「カシミア」「シルク」って言われて買ったけど、実際はポリエステルの安物だったという事例もあます。

昔はオーダーメイドスーツの街として栄えていた・良い物を安価で提供していたのかもしれませんが、極端に観光地化された今となっては、ホイアンでオーダーメイドスーツ、特に24時間仕上げなどと言った店での購入はハイリスク&ローリターン、場合によってはノーリターンを覚悟しなければいけません。

ホイアンは日帰りで楽しめるか

実際私も日帰りで行きましたし、ダナンから1時間くらいなので然問題ありません。チャーターカー使って、午後早めに到着して夕方には撤退、っていうプランなら子連れでも比較的快適だと思います。

しかし往復Grabで夜遅くまで滞在というプランだと、帰りの車捕まらなくて詰む可能性があります。

ただ小さい子連れで時間に余裕がある場合は、ホイアン1泊した方が親の負担という意味では楽かもしれません。朝の静かな時間にゆっくり散策できますし、一旦ホテルに戻って休憩もできます。帰りの心配をせずに夜市に繰り出す事だってできちゃいます。

ただしホイアンは全体的に物価がダナンより高めという事だけは覚えておいてください。

これからホイアン行く予定の方は、「ランタンの綺麗な夜」への期待値をちょっと下げて、混雑覚悟で行くか、早めの時間帯で楽しむか…路上の客引き(ボート、フルーツ売り、テーラー)は全部無視。これだけで大半のトラブル避けられます。

ダナンについて、他の記事でも色々情報書いてるので良かったら参考にしてみてください。

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この記事を書いたのは
夏目 洋平

ベトナムに関する記事を書いている30代の父親ライターです。 ありがたいことに賞をいただいたりもしていますが、実際の家族旅はそんなスマートなものではありません。毎回何かしらやらかしては呆れられ、威厳なんてあったもんじゃないです。このブログでは、ガイドブックには載らないような「失敗談」や「無駄な足掻き」をベースに、ベトナムのリアルな情報をお届けします。実用ベトナム語技能検定/観光プランナー