【完全攻略】バーナーヒルズへの行き方とチケット|混雑回避と帰りのGrab対策

「ダナンに行ったら、あの巨大な手の橋に行きたい!」そう、ゴールデンブリッジのことです!SNSや旅行ガイドでも一度は見かけたことがある筈。

写真で見るだけでもインパクト抜群ですが、実際に世界記録を持つ長いケーブルカーに乗って、雲を突き抜けた先に広がる景色を見ると感動ものです。

でも入場料やケーブルカーの仕組みが分かりづらかったり、帰りのタクシーが捕まらないって噂も…確かに少し特殊な場所にあるので、移動手段や天気への配慮は必要ですが、それを知っていれば最強の観光スポットになります。

今回は、実際に訪れて冷や汗をかいた移動手段についてやガイドブックには小さくしか書いていない身長による料金ルール。そして肝心の「神の手」を人混みなしで撮るための裏ワザまでご紹介します。

ゴールデンブリッジだけじゃない魅力と、天候リスク

正直「どうせ写真映えの場所でしょ?」なんて思っていたのですがいい意味で裏切られました。世界記録を持つ長大なケーブルカーで雲を突き抜けていく感じ、そして山頂に広がる中世フランスの街並み(フランス村)のスケール感は、ちょっと他のテーマパークでは味わえない非日常体験です。

「1日に四季がある」という言葉の本当の意味

現地の言葉で「バーナーヒルズには1日に四季がある」と言われているんですが、これ、ロマンチックな意味だけじゃありません。「さっきまで晴れてたのに、急に冬みたいに寒くなって、視界ゼロの霧(ホワイトアウト)になるよ」という警告でもあります。

私も何度か訪れている中で、ダナン市内は快晴だったのに山頂に着いたら真っ白な霧に包まれていて目の前の「神の手」さえ見えない…なんて事がありました

なので、出発前には必ずライブカメラや天気予報をチェックして、雨雲レーダーとにらめっこすることをお勧めします。こればかりは運ですが、心の準備があるだけでダメージは減らせます。

【注意】帰りのGrabが捕まらない問題

バーナーヒルズ観光において、最も重要なのがどうやって帰ってくるかです。これ決して大袈裟な話ではなく、行きは市内やビーチあたりからGrabを呼べばほぼ問題なく捕まります。しかし「帰りもアプリで呼べばいいや」と気軽な気持ちでいると夕暮れの駐車場で途方に暮れることになります。

なぜ帰りのGrabが捕まらないのか?

実はこれ、現地のGrabドライバーに聞いた切実な事情があるんです。

まず、市内から迎えに来るドライバーにとっては、バーナーヒルズまでの約40分の山道を「空車」で走らなければなりません。これはガソリン代と時間を考えると、アプリで配車依頼が来ても多くのドライバーは無視するそうです。

「でも、駐車場にはたくさんGrabの車が停まってるじゃない!」と思いますよね。確かにアプリで見るとパーク周辺にGrab車がたくさん確認できる事があります。実はこれが最大の落とし穴で、沢山いるから安心だね!とそのまま観光に出かけてしまうと帰りに痛い目に合う事となります。

客を送ってきたGrabが周辺に沢山いるので帰りの心配はあまりない。と書かれている事もありますが、必ずしもそうとは言い切れません。

その理由は、駐車場にいる車(Grab)の多くは、以下のどちらかだからです。

・貸切または往復交渉で待機している車

・アプリを使わないドライバー(アプリの手数料を嫌って、現金交渉で高値をふっかけようと待ち構えている)

つまり、アプリ上には車がいるように見えても、実際には「アプリ経由の依頼を受けてくれる車はない」という、いわばゴースト現象に陥りやすく、特に夕方みんなが一斉に帰る時間帯はGrab需要も集中し、更に状況は悪化するそうです。

じゃあどうすればいいの?って話ですが、安心して帰るための選択肢は大きく分けて3つあります。

【最強】事前予約のチャーター車(Klookなど)

一番安心で精神的にも楽であり、費用面を考慮しても一番お勧めできるのがこれです。

Klookや現地の旅行代理店で時間制のチャーター車を予約しておけば、帰路の心配は全くありません。料金も8時間で60万〜80万ドン(約3,600円〜4,800円)くらいで固定されており、駐車場代や待機料などもコミコミなので、追加請求の心配もありません。

子供が遊び疲れて寝ちゃっても専用車なら気兼ねなくホテルまで爆睡できるので、特に子供連れの旅行者にとっては救世主のような存在です。

ダナン 貸切チャーター(ダナン市内・ホイアン・フエ)

その他、KLOOKではバーナーヒルズへの混載送迎もあり、やや帰り時間が早いですが1200円~と非常にお手ごろな価格で利用する事ができます。

ダナン〜サンワールド バーナーヒルズまで移動 混乗往復送迎予約

【快適&明朗】電気タクシー「Xanh SM」のツアーパック

最近ダナンで急増している水色の電気タクシー「Xanh SM」。このアプリには「Xanh Tour」という観光用パッケージがあります。

これを使うと、「8時間・100kmまで」といった条件で貸切にできるんです。アプリ上で料金が確定しますし、車内は静かで快適。これも”帰る時に呼ぶ”ではなく基本的には事前予約のチャーターと同じですね。

【少人数・節約】シャトルバス(※注意点あり)

一人旅やカップルで「とにかく安く済ませたい」ならシャトルバスもありですが、一つ注意点があります。ネットでたまに見る「無料バスがある」というのは、夜間チケット購入者限定の話であることが多いです。

一般の日帰り客用のバスは有料ですし、なにより「帰りの時間が早い(16時頃)」というデメリットがあります。後述しますが、バーナーヒルズは夕方こそが綺麗なので、バスの時間に合わせて帰るのはちょっともったいないかもしれません。

帰りの移動手段比較表

迷ったら、こちらの表を参考に選んでみてください。

手段往復料金 (目安)メリットとデメリット向いている人
チャーター車

(Klookなど)

60万〜80万ドン(約3,600〜4,800円)
または混載送迎1,200円~
・定額でボッタくりもなく時間も場所も自由。
・事前予約が必要。
迷ったらこれ!家族連れ・グループ
Xanh SM(電気タクシー)75万〜125万ドン(約4,500〜7,500円)・車が新しくて静か!
・アプリで呼べる手軽さ。
・山道でも酔いにくい。
・チャーターより少し高い。
・アプリ登録が必要。
快適さ重視
酔いやすい人がいる
シャトルバス17万〜20万ドン(約1,000〜1,200円/人)・とにかく安い!

・時間が早い(16時頃)

・夕方の絶景が見られない。

・時間に縛られる。

一人旅
節約旅

ドライバーとの「直接交渉」はアリ?リスクと詐欺の手口

「行きのGrabドライバーに『帰りも迎えに来てよ』って頼めばいいんじゃない?」そう思う方もいるでしょう。実際、行きの車内でドライバーの方から「待っててあげるよ!LINE交換しよう!」とグイグイ提案してくる事が非常に多いと聞いており、私も経験しました。これ、うまくいけば便利なのですがリスクもあります。

約束の時間に来てくれない問題

口約束やLINEでのやり取りだけだと、ドライバーがもっと条件の良い(長距離の)お客さんを見つけた場合に、約束をすっぽかされる事があるそうです。「時間になったのに来ない」「連絡しても既読にならない」いざ帰ろうとした時にこれをやられると本当に焦りますよね。

タクシーの詐欺手口にも注意

もし帰りの足がなくなって、駐車場にたむろしている「流しのタクシー」に乗ろうとすると足元を見られます。「メーターが壊れてるから100万ドンだ」とか、支払いの時に50万ドン札を出したのに「これ2万ドンだよ!」とすり替えられたりする詐欺被害も報告されています。

個人的には「アプリを通さない直接交渉」はおすすめしませんし、「流しのタクシー」は現地で途方に暮れた時の最終手段です。

【チケット・料金】年齢ではなく身長が基準!ランチコンボ券

チケット売り場でまた一つのカルチャーショックを受けました。ベトナムの観光地あるあるなんですが、子供料金の基準が年齢ではなく身長なんです。

区分身長基準2025年概算価格 (VND)
大人1.4m 以上950,000〜1,000,000VND(約5,700〜6,000円)
小人1m 〜 1.4m750,000〜800,000VND(約4,500〜4,800円)
幼児1m 未満無料

入り口には身長計が置いてあって、スタッフが目を光らせています。私が感じた印象では、ザルではなく結構ちゃんとしているように思えました。ただし靴を履いたまま測られることが多いので、微妙な身長のお子様が厚底スニーカーを履いていると損するかもしれません。

※価格に幅があるのは、時期や購入場所(Klookなど)による割引、または現地窓口価格の変動があるためです。

ランチビュッフェ付き入場券はお得?

チケットには「入場券のみ」と「ランチビュッフェ付きコンボ券」がありますが、実はこのコンボ券が意外と良いやつで、迷ったらコンボを買うのが正解です。山頂にはレストランがたくさんありますが、アラカルトで頼むと結構いいお値段がしますし、混雑時は席の確保も大変です。

コンボチケットなら、広いビュッフェ会場(フォーシーズンズなど)で確実に座れて、ベトナム料理から洋食まで食べ放題。結果的にコスパ良くなります。

雨が降ってもOK、屋内遊園地ファンタジーパークと楽しみ方

山の天気は変わりやすいので、急な雨や霧に見舞われることもあります。しかしバーナーヒルズには巨大な屋内遊園地ファンタジーパーク(Fantasy Park)があります。

入場料だけで遊び放題!

地下3階層に広がるこのエリアには、フリーフォールや回転ブランコ、4Dシアターなどがあり、これらほとんどが入場料に含まれているので無料で遊べます(※一部コインゲームや蝋人形館などは有料)

外が真っ白な霧に包まれていても、ここなら天気を気にせず子供たちと大はしゃぎできます。ただし、絶叫系マシンには身長制限(130cm〜140cm以上)があるものも多く、小さなお子さんはキッズエリアやジュラシックパーク(恐竜展示)を中心に回ることになります。

雨宿りなら「ムーンキャッスル」もおすすめ

最近できた新エリア「ムーンキングダム」にあるお城の中には、フライング・アイズという飛行体験型シアターなどの屋内アトラクションがあります。フランス村からは少し離れていますが、屋内型のケーブルカー(フニキュラー)で移動できるので、雨に濡れずに移動して遊ぶことができますよ。

混雑回避の裏ワザ!ゴールデンブリッジは「夕方」を狙え

By Nick – Golden Bridge, Ba Na Hills, Vietnam, CC BY 2.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=113257374

多くの人は、「まずはゴールデンブリッジを見たい!」と思って、朝一番に直行します。その結果、朝9時〜11時頃のゴールデンブリッジは、通勤ラッシュのような大混雑。神の手を撮りたいのに、写るのは人の頭ばかり…なんてことも。

そこで提案したいのが、逆から回るルートです。

  1. 到着したら、ゴールデンブリッジ行きのケーブルカーではなく、山頂(フランス村)直行のケーブルカー(Line 3など)に乗る。
  2. 午前中は空いているフランス村や屋内遊園地で遊ぶ。
  3. ランチを食べて、団体ツアー客が帰り始める16:00以降に、ロープウェイで下ってゴールデンブリッジへ向かう。

この時間帯なら、(正直なところ時期にもよりますが…)人が少なくなっています。夕焼けに染まる神の手はとても綺麗ですよ。

ベビーカーの利用可否と防寒の重要性

ケーブルカーはベビーカー可ですが、フランス村の地面は雰囲気たっぷりの石畳です。つまり、ベビーカーにとってはガタガタ震動の地獄。しかも坂道も多くあります。ベビーカーよりも抱っこ紐の方がおすすめ。

夏でも「羽織るもの」を!

市内は35度の猛暑でも、標高1,500mの山頂は別世界です。気温は5〜10度くらい低く風が吹くと若干肌寒さを感じる事もあります。

半袖短パンで行くと、夕方頃にはガタガタ震えるなんて事も…薄手のパーカーやカーディガンをリュックに入れておくと、持っててよかった…と思う瞬間が訪れると思います。

バーナーヒルズは、

でも、入念な準備とリスク管理さえしておけば、雲の上の別世界で最高の1日を過ごせることは間違いありません。ぜひ、万全の体制で天空の旅を楽しんできてくださいね!

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この記事を書いたのは
未来

人気の場所から治安の悪い国まで様々な国に渡航経験があり。多い時はホテルに月間15泊以上、海外野宿・ゲストハウス、民泊から一流ホテル、クルーズ船まで大概制覇。英語は全く得意じゃないけど何とかなっています。