Trip.com|現地払いと即時払いの違い(デポジット/宿泊税/リゾートフィー)
Trip.comのホテル予約は、予約時にサイト上で決済する「即時払い(前払い)」と、チェックイン/アウト時にホテルのフロントで直接支払う「現地払い」があります。どちらになるかはプラン一覧画面や予約画面に書かれており、支払い通貨や為替の扱いもそこで確認する事ができます。
それでは、この「即時払い(前払い)」と「現地払い」はそれぞれどのようなメリットがあり、逆にどのようなデメリットがあるのでしょうか。詳しくご紹介していきたいと思います。
Trip.comの「現地払い」と「即時払い」の違い
まず最初に基本となる両者の違いについて簡単にご紹介します。現地払いは「ホテルで払う」、即時払い(前払い)は「予約時にTrip.comへ払う」。支払額は同じでも、領収書の出どころ・割引の有無・チェックイン時の支払い有無がちょっと変わります。
現地払い(Pay at hotel)とは?
Trip.comで予約後、お金は現地でフロントに支払います。クレジットカードや現金などホテルが対応している支払方法で支払う必要があり、チェックインまたはチェックアウト時に支払います(ホテルにより異なる)
メリットは、事前請求がされないので金銭トラブルに発展する可能性が低い事。領収書はホテル名義で出るので、出張の経費でも使いやすい場面が多いです。
海外ホテルの場合、現地通貨または現地精算時のレートで支払う事になります。予約時から大きなレート変動がある場合は存したり、逆に得になる事も。
また、「デポジット(保証金)」をクレジットカードで仮押さえされる場合がある事や、一部のセールやクーポンは「現地払いは対象外」というケースがある為、要確認です。
即時払い(前払い)とは?
予約の瞬間にTrip.comへ支払う方式。これで“もう支払いは終わり”という安心感があります。(※1)
メリットは、プロモコードや会員特典が適用されやすい点(企画によりますが、前払い限定の割引はよく見ます)。領収書はTrip.com名義の電子発行ができるので、紙をなくす心配が少ないのもラク。
外貨で払い、その後キャンセルなどで返金となった場合、同じ外貨で払い戻しされる為、支払日と返金日のレート変動によって返金額が増減する可能性あります。
(※1)海外の場合は「都市税」や「リゾートフィー」「保証金」。日本の場合は「宿泊税」や「入湯税」など現地で別払いしなければならない費用が発生するケースがあります。
領収書と割引、為替による実支払額の変動
前払いの場合は、Trip.comのマイページから電子領収書を印刷する事ができます。現地払いならチェックイン/アウト時にホテルが発行する領収証。
なお、Trip.comで配布されているプロモコードやコイン加算は「現地払い対象外」という事が珍しくなく、割引などが適用される前の部屋の価格も前払いの方が安く設定されているというケースが目立ちます。
為替による実支払額の変動
海外のホテルを予約する場合にのみ起こる問題ですが、現地通貨で前払いを行うと、予約完了時点の為替レートで換算された日本円がクレジットカード等へ請求されることになります。
現地払いを選択した場合は、フロントでの支払い当日のレートで請求金額が決まる為、予約後に円安へ傾いた場合は事前払いの方が得ですし、逆に円高になると現地払いの方が得という結果になります。
宿泊税・リゾートフィー・保証金等、現地で別払いになる可能性
Trip.comで予約し前払いで宿泊費を支払い済みなのに当日ホテルで追加料金を請求されるというケースがあります。これは国内でも海外でも起こりえる事で、Trip.comの予約画面でも【重要事項】として記載されています。
一部地域で課される宿泊税
「都市税・「リゾートフィー」・「観光税」、「宿泊税」などと呼ばれる物で、東京都や大阪府、京都市など観光客の多いエリアを中心に日本でも一部の地域で徴収されています。
これらの税が課される地域で宿泊する際はTrip.comでの予約時に表示される宿泊費とは別に、前払い・現地払いどちらを選んだ場合であっても現地で別途清算する必要があります。
海外ホテルで徴収されるデポジット(保証金)とは?
海外の多くのホテルでは、チェックインのときにクレジットカードの枠を一時的に押さえる(または現金を預かる)しくみがあります。これがデポジット(保証金/預り金)と呼ばれ、実際に引き落とす“請求”ではありません。
「部屋づけした代金の清算や、万一の破損費用に充てるための仮押さえ」という扱いで、使わなかった分は、チェックアウト時に全額返金されます。
これは、前払いで宿泊費を払っていても、追加分に備えて仮押さえを行うことがある、と大手チェーンの案内にも明記されており、金額はホテルの考え方や地域で違いますが、「1泊あたり数十ドル」という例が多くあります。
これらの費用はホテルでの現地清算となる為、Trip.comで前払いを行うと領収証が2枚に分かれてしまうという事態になり、経費精算等の都合で複数枚に分かれるのがまずい場合は現地清算を選ぶ必要があります。
「現地払い」と「即時払い」どっちを選ぶ?
「現地払い」の方が宿泊費が高く設定されているケースが多々見受けられますが、その反面、現地に着いてから支払いを行えるという安心感と請求関連のトラブルが起こりにくいというのが最大のメリット。
多少の価格差は許容するので、安全を重視したい・請求関連のトラブルが怖いという方には現地払いが向いていると思います。
逆にクーポンや割引セールなどを利用して少しでもお得に泊まりたいという方は即時払い(事前払い)がお勧めです。幸いな事に、Trip.comは日本語による電話対応も行っており、利用者側に落ち度がない状態での返金トラブルに関するクレームはあまり聞きません。
その為、Trip.comであれば比較的安心して即時払い(前払い)を利用しお得にホテルを予約できるのではないでしょうか。
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この記事を書いたのは

人気の場所から治安の悪い国まで様々な国に渡航経験があり。多い時はホテルに月間15泊以上、海外野宿・ゲストハウス、民泊から一流ホテル、クルーズ船まで大概制覇。英語は全く得意じゃないけど何とかなっています。