ホテルでの洗濯・部屋干しのコツ|手洗い、速乾、裏ワザまとめ

出張でも家族旅行でも、ホテルにコインランドリーがそもそも無いか、あっても台数が少なくて使用中……これ、わりと「あるある」ではないでしょうか?

待ち時間で夜が終わるのは惜しいですし、疲れ切った中で洗濯待ちをするのは過酷です。そこで最初から「部屋で手洗い→効率よく乾かす」を試してみてはいかがでしょうか。“風を通すレイアウト”を味方にして、静かに速く乾かす裏技もご紹介します。

手洗いのやり方|浸け置き→押し洗い→すすぎ少なめで時短

ぬるま湯に洗剤を溶かし、10〜20分浸け置き→やさしく押し洗い→すすぎは2回。この3ステップだけでかなり綺麗になります。大事なのは泡残りゼロで終えること。洗剤が残ると乾きが遅い&においの元になります。

もし型崩れが心配なデリケートな物であれば洗濯ネットに入れたまま押し洗いが安全。襟や袖に黒くこびりついた皮脂汚れは、固形せっけんで“部分こすり”をします。

旅行向け洗剤の選び方

シート型洗剤は海外旅行の場合でも機内持ち込みが楽で液漏れもありません。ゴミも少ないので旅向きNo.1。固形せっけんは靴下や襟袖の“点攻撃”に強く、液体洗剤は使いやすいけれど重さと漏れがネックになります。

どうしても使うならミニボトルで最小量に。旅行期間の洗濯に私は柔軟剤は使っていません。

液体洗剤をボトルなどに詰め替えて持参する場合、国際線の飛行機では機内持ち込み荷物の中に液体を入れることができないので注意して下さい。

ホテルで手洗いした洗濯物を早く乾かすコツ

乾燥の主役は温度より風。次に面積(重なりをなくす)、そして厚みを減らす。この3つを意識するだけで、体感がガラッと変わります。

昔の私は“部屋の隅でぎゅうぎゅう詰め”に干して朝しっとり…が恒例でした。水分を抱えたままだと何時間でも乾きません。そこで最初に行うのがバスタオル脱水

  • 洗濯ものを広げたバスタオルに置く(斜めが巻きやすい)
  • 端からクルクル巻いてロール寿司状にする
  • 体重をかけて押す(数十秒)
  • タオルが水を吸って、持ち上げた瞬間に“軽っ”っとなります。Tシャツや下着は乾燥時間が半分くらいに。

ロール寿司をついねじりたくなりますが、ねじり絞りはNG。洗濯物の繊維が伸び、シワも増えます。(体験談)

ホテルで洗濯ものを早く乾かす室内レイアウトと干し場所

エアコン吹き出し口へ直接ハンガーを掛けるのはNG(多くのホテルが禁止)。壊したら最悪ですし、ドリップ水で濡れてホテルから怒られる…なんてことも。

直で吹き出し口に掛けるのはダメでも、風の通り道に干すのは問題ありません。ベッドと窓の間、デスクと壁の間、エアコン対角線の“抜けるライン”を見つけて、ハンガーを高低差つけながら配置。ついカーテンレールにも洗濯物を干したくなりますが、直掛けは汚れ移り&破損リスクでNG。

乾燥スペース化のコツ|換気扇+ドア少し/S字フック活用

バスルームは換気扇ON+ドアを指1〜2本分開け→“排気→部屋から給気”の流れを作ると早いですが、シャワーカーテンレールは重量厳禁(折れたら詰みます)。

部屋干し臭の対策|“最初の1時間に風”が勝負

におい対策はスタートダッシュが命。泡残りをゼロにして、最初の1時間に風をガンガン。厚みは作らない。どうしても不安ならアルコールスプレーを遠吹き(色物は目立たない場所でテスト)。強香ミストは好き嫌いが出るので控えめにしましょう。

ホテルで洗濯・部屋干しのコツまとめ

部屋干しは“科学(風・面・厚み)”の力でにおいを抑えつつ翌朝までに乾かす事ができます。特別な道具がなくても、バスタオルとハンガー、そしてS字フックなんかもあれば完璧です。

エアコンの吹き出し口へついハンガーをかけたくなりますが、あれは禁止、代わりにエアコンの風の通りを意識して干す。

そして一番大事なのが「完璧を目指さない」事——清潔で快適に戻せたらOK。ホテルの手洗いで完璧な洗濯なんてできません、本洗いは帰ってからじっくりとしましょう!

ランドリー空き待ちで夜を溶かすより、サッと洗って、サッと乾かす。次の朝を軽くする小ワザたち、私が知っている・実践している物は全部ここでご紹介しました。皆様もぜひお試しください。

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この記事を書いたのは
未来

人気の場所から治安の悪い国まで様々な国に渡航経験があり。多い時はホテルに月間15泊以上、海外野宿・ゲストハウス、民泊から一流ホテル、クルーズ船まで大概制覇。英語は全く得意じゃないけど何とかなっています。