トラブル時は公的窓口が利用できる可能性も、Trip.comがより便利に

国内企業との提携やGotoトラベル・全国旅行支援などの公的支援も取り扱う程日本でもメジャーになってきたTrip.comですが、様々な理由から実は他の大手外資系ホテル予約サイトよりも安全度が高く、安心して利用できる旅行予約サイトになってきているようです。

Trip.comが日本人に優しいホテル予約サイトに

Trip.comを利用してトラブルに遭遇した人からすれば「有り得ない!」と思われるかもしれませんが、トラブルというのはどの予約サイトでも一定数あり、国内の旅行代理店であっても「対応が悪い」「詐欺」などの口コミは見受けられるのが現状です。

ではなぜ外資系、そして中国系の知名度もまだまだなTrip.comが日本人に優しいホテル予約サイトと言えるのでしょうか。まずはざっくりと記事内容をまとめてご紹介致します。

個人的には…どちらかと言えば中国企業や製品に対しては懐疑的、日本企業びいきですが、それを考慮してもTrip.comは十分推奨できる予約サイトであると思います。

このような理由からです
  • BookingHD、Expediaに次ぐ売上高世界第3位の世界的な超大企業
  • 24時間年中無休の日本語による通話料無料の電話サポートがある
  • 海外でもwi-fiさえあれば公式アプリから直接コールセンターへ無料通話ができる
  • 東京および上海にある1万5千人規模の自社直営コールセンターですぐつながる
  • 日本法人が日本旅行業協会(JATA)に加盟しており国内の公的相談窓口が利用できる
  • 日本にもオフィス・コールセンターがあり三井住友カードとも提携、過去に楽天も出資している
  • 入院/死亡/妊娠などの特殊事情に対する払戻保証、自然災害補償基金がある
  • 空港での手荷物紛失や遅延、旅行中の急病や事故などの時に日本語コールセンターによる緊急支援サービスを受ける事ができる
  • ホテルルーム補償サービスにより現地でホテル予約に問題があった際の追加費用を補償してくれる

売上高世界第3位の世界的な超大企業

Trip.comを運営するCtrip社は怪しい詐欺企業などではなく、中国・上海に拠点を構え、ブッキングHD(Booking.comやAgodaなど)、Expediaグループ(ExpediaやHotels.com・トリバゴなど)に次ぐ売上高世界第3位

日本での事業展開はまだ始まったばかりなので知名度は非常に低いですが、総資産や資本金・従業員数などを比較すると(2017年時点)ブッキングHDやExpediaも上回る世界的に見ても超大規模な企業なのです。

提携ホテル数と得意な地域

提携ホテル数は200か国約120万軒以上、フライトは5000都市200万ルートと非常に豊富な種類を扱っており、決して怪しい転売専業の業者ではありません。

特に中華圏では他の予約サイトよりホテルの種類も多く価格も安いケースが多く見られます。

24時間日本語による通話料無料の電話サポート

Trip.comの特徴として挙げられるのは、自社直営1万5千人規模のコールセンターで日本語を含めた多言語による電話サポートを24時間通話料無料で行っているという事。

他に日本語電話サポートを24時間行っている外資系ホテル予約サイトはHotels.comなどがありますが、通話料無料のフリーダイヤルはゴールド会員向けに開放されており、【誰でも通話料無料・24時間・日本語】という条件をクリアできるのはTrip.comだけではないでしょうか。

そして注目したいのがCtrip社の方針です。2018年5月のインタビュー記事より

Ctrip.comのCEOである孫潔(ジェーン・スン)氏は、「Trip.comは、PC、モバイルサイト、アプリのどれを使っても使いやすいサービスを提供している。365日24時間で対応するコールセンターは、20秒以内の応答を90%以上で実現し、問い合わせの他、旅行時のトラブル等に対応している。日本のユーザーの方が、旅行を計画する時に、一番最初に思い浮かべるのがTrip.comになるよう、サービスの拡充に努めたい」と語った。

20秒以内の応答を90%以上で実現…との言葉通り今まで何度かTrip.comのコールセンターおよびチャットサポートを利用した事がありますが、繋がるまでの待ち時間はほぼ無くだいたい数コールで担当の方が出られます

実はこれがTrip.comを推奨するとても大きなポイントで、旅行関係以外の日本企業でも「コールセンターへ全然繋がらない!」という経験はありませんでしょうか。

なかなか繋がらない日本企業よりすぐつながる中国企業の方が間違いなく役に立ちます。

また、Trip.comの公式アプリをスマホにインストールしておくと、渡航先でもwi-fiなどのネット環境さえあればアプリから直接コールセンターへ無料通話ができる仕組みになっており、別途IP電話アプリや国際電話の必要もありません。

渡航先でトラブルが発生した時はつい慌ててしまい、コールセンターへの電話方法が分からない!!番号は分かるけど国際電話扱いになって高額な通話料が後から…という事態になるとそれこそ大変。そのような心配がいらないのもポイントではないでしょうか。

日本旅行業協会(JATA)に加盟

外資系ホテル予約サイトとしては非常に珍しく、Trip.comを運営するCtrip.com international Ltd.の日本法人である(※株式会社Ctrip Japanから社名変更)は日本旅行業協会に加盟しており、旅行業登録(観光庁長官登録第1種2080)がされています。

■Trip.com運営元であるCtripの日本法人 「株式会社Trip.com」
https://www.jata-net.or.jp/search/detail.php?no=5584

■Trip.comにて日本語窓口・コールセンター業務を行う 「株式会社Trip.com Air Ticketing Japan」
https://www.jata-net.or.jp/search/detail.php?no=5858

■Trip.comにて宿泊施設の仕入れなどを行う 「株式会社Trip.com International Travel Japan」
https://www.jata-net.or.jp/search/detail.php?no=5806

日本で旅行業登録が無いと・・・

外資系予約サイトの多くはあくまで現地(会社所在地)の法律によって運営されており日本の法律は適用されず日本の公的な相談窓口でも苦情などに対応する事ができません。

また破産など万が一の時にも弁済補償などは受けられず、訴訟も現地国の裁判所によって行われるなど、実質的に泣き寝入り状態になります。

Trip.comでの予約でトラブルが発生した場合はサポートに連絡を取り解決を図るのが大原則ですが、どうしてもらちが明かない場合や苦情がある場合、Trip.comには日本法人があるので日本旅行業協会の消費者相談室へ相談してみても良いかもしれません。

ただし、Trip.comの公式サイトにも以下のように記載があり実質的な運営はシンガポール法人が行っているとの事なので、日本の公的機関での対応範囲は限られてしまうかもしれません。それでも全く日本に登録の無い外資系ホテル予約サイトと比較すると安心感に泥雲の差がある事は間違いなく、苦情の申し立てや相談などのサポートを受ける事ができます。

Trip.comウェブサイトは、シンガポールの法人である、Trip.com Travel Singapore Pte. Ltd.(「Trip.comシンガポール」、法人番号 201613701E)により運営されています。

特殊事情に対する払戻保証、自然災害補償基金

お客様に起因する予期せぬ事由(死亡、入院、骨折、妊娠等)によりご搭乗できない事態が発生した場合は、遅くともご搭乗予定日の一日前までに弊社にご連絡頂き、一週間以内に関連証明書類の原本をご提出下さい。弊社は航空券の払戻手続きを全面的にサポートさせて頂きます。払戻手続きにおける損失が生じた場合、弊社は必要な証明書類を受け取った後に、関連費用を補償します。

骨折や入院、妊娠や死亡など已む御えない事情で飛行機に乗る事ができなくなった場合、一部の航空会社では自社サイトから直接購入した航空券に対して医師の診断書を提出する事により手数料無くキャンセルを受けるという所もあります。

しかし一般的にこれらは海外旅行保険やクレジットカード付帯保険の「旅行キャンセル費用補償保険特約」によって提供される物であり予約サイトが正式に提供を発表しているのは珍しいです。

大規模な自然災害が発生した場合、旅行者の救済にご利用頂けるCNY1億元の補償基金を設けております。予測不能な自然災害(政府がオレンジ色または赤色の警告を発行)が発生した場合には、弊社は被害の状況に基づき、お客様の払戻手続きにおける損失を補償します。

また自然災害時の救済基金制度なども設定されており、有事の際にこれらがちゃんと機能すれば(そのような事態を経験した事が無いので分かりませんが)非常に素晴らしい仕組みです。

緊急支援サービス

空港にて手荷物/身分証明書の紛失、搭乗困難、遅延などの緊急事態が発生した場合は、弊社の日本語カスタマーサービス、400 828 4649(中国国内)、0210-925-780(日本国内)、または(86 513) 8918 6112(海外)までご連絡下さい。

旅行中に急病や事故に遭遇した場合も、弊社は最善を尽くしてお客様をサポートさせて頂きます。

航空券自体のトラブル対処は分かりますが、一般的に手荷物紛失(ロストバゲッジ)や遅延時の対処などは国内の店舗を構えているような大手旅行代理店で手配した場合であっても自己解決する必要があり、ましてや旅行中の急病・事故などのサポートとなると完全に海外旅行保険の範疇となります。

Trip.comで航空券を手配した場合、日本語対応のコールセンターにこれらの事まで頼る事ができるのであれば…やや過剰サービス気味とも取れますが利用者側からすると有難いサービスです。

ホテルルーム保証サービス

カスタマーサービス保証(ホテルルーム補償サービス) | Trip.com

弊社で予約が確定したにもかかわらず、到着時にお部屋が満室でご利用できない場合は、直ちに弊社日本語カスタマーサービスまでお電話下さい。ご予約頂いたホテルと同等ランクまたはそれ以上のランクのお部屋の確保に向けて、ホテル側と調整します。弊社はその差額を負担し、差額の上限は初日の室料相当額とさせて頂きます。お客様が予約したホテルでお部屋が手配できない場合には、近くの同等ランクのホテルを手配し、その差額を負担させて頂きます。差額の上限は初日の室料相当額とさせて頂きます。

弊社は、状況が確認でき次第、チェックアウト日より1営業日以内に補償内容の詳細についてご連絡いたします。請求書と明細を必ず保管して下さい。

オーバーブッキングや正しく予約が出来ていなかったなどの理由で予約したホテルに泊まる事ができない場合、コールセンターへ電話する事により対応&チェックアウト後1営業日以内に補償詳細についての連絡を受ける事ができるとの事です。

個人的にはこのTrip.comを含め主要なホテル予約サイトは何度も利用していますが今までに予約が入っていないといった事態に遭遇した事はありません。

いざホテルに行って予約が入っていない!と言われると焦ってしまいがちですが、大手ホテル予約サイトの中にはオーバーブッキングなどの時も一切補償を行わない・関与しないと利用規約で明記しているサイトがあり、それらに比べると非常に安心できると思います。

 

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この記事を書いたのは
山口

人気の場所から治安の悪い国まで様々な国に渡航経験があり。多い時はホテルに月間15泊以上、海外野宿・ゲストハウス、民泊から一流ホテル、クルーズ船まで大概制覇。英語は全く得意じゃないけど何とかなっています。