Trip.comで予約後に割引クーポンを使う裏技は?手数料により損する事例も
ホテルや航空券の予約を終え、何気なく開いたサイトで割引になるプロモーションコードを見つけてしまった時のあの絶望感!予約詳細画面を隅から隅まで探しても、確定した予約にクーポンを適用する欄なんて見当たりません…。
この記事では、Trip.comの仕様とカスタマーサポートの対応などを元に、後からクーポンを適用できるのかという事と、どうしても予約を取り直したい時のリスク、失敗しにくい確認手順についてもご紹介いたします。
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Trip.comで予約完了後にクーポンを後から適用できるか
せっかく見つけた割引コードですが、残念ながらTrip.comでは、一度完了した予約に後からプロモーションコードを追加したり、別のクーポンに差し替えたりする事は原則できません。
クーポンコード配布時などにあるキャンペーンの規定にも「割引クーポンは既に支払いが完了している予約には適用できない」という趣旨の記載があり、ここは覆せないポイントのようです。
とは言え、やはり勿体ない感じがしますよね。
クーポン後付けに対するカスタマーサポートの対応
チャットサポートや電話窓口に相談すれば、オペレーターさんが特別に手動で割引してくれるのでは…!?と期待したくなるところですが、確定済み予約から割り引く対応は原則として断られます。まあ個別に例外を認める訳にはいかないのでしょう。
実を言うと…かなり前の話しになりますが、シンガポールのホテルを手配した数分後に8%割引のコードを見つけて、夜中に問い合わせた事がありました。
担当者さんの返信はとても丁寧な文面でしたが、中身は「成立済みのご予約に遡ってクーポンを適用することはシステム上いたしかねます」という内容。
よくよく考えれば当たり前の事で…サポートの方の手を煩わせてしまったなと反省しています。
なお、Trip.com側に責任のある場合や不具合で決済時にクーポンが外れてしまったようなケースでは、予約金額は変えずに、差額相当のTrip Coins(ポイント)を後から付与して補填してもらえる事もあるようです。
ただ、これはあくまで非常に例外的な救済措置であり、自分のうっかりで使い忘れた場合に案内されるのは「無料キャンセル期間内であれば、一度予約を取り消してクーポンを使って予約し直す」という方法です。
ホテル予約と航空券予約におけるキャンセルの違い
ここで注意して頂きたいのが、ホテルなのか航空券なのかという点です。
ホテルの場合、先に支払いを済ませる「オンライン決済」プランであれば、無料キャンセル期間内である限り無料で取り直しを試せる余地があります。ちなみに現地のフロントで支払う「現地決済」プランは、そもそもクーポン適用の対象外です。
航空券になると、話は変わってきます。取り消しには航空会社ごとの厳しい運賃規則が適用され、自己都合でキャンセルすると比較的高額な取消手数料を差し引かれる事も珍しくありません。
航空券についてはそもそも割引率の高いクーポン配布自体が少ない為、取り直すのは殆どに場合において損と考えておいた方が良いと思います。
予約をキャンセルして取り直す前に知っておくべき4つのリスク
「無料キャンセル期間内であれば一旦予約を取り消して、クーポンを使い予約し直せばいい」…と、すぐにキャンセルボタンへ手が伸びそうになるかもしれませんが、少しだけ待ってください。かえって大きな損を抱えてしまうポイントがいくつか潜んでいます。
- 1,キャンセルした部屋が他の誰かに予約されてしまう
- 2,先着限定クーポンが使えなくなってしまう可能性
- 3,クレジットカード返金のタイムラグと利用枠の圧迫
- 4,外貨決済を選んでいた場合の為替差損と手数料
1,キャンセルした部屋が他の誰かに予約されてしまう
最も気をつけたいのが、部屋の在庫そのものが無くなってしまう事です。予約を取り消したからといって、その部屋がTrip.comの販売画面へすぐ空室として戻ってくる保証はありません。
Trip.comが独自に確保している専用枠であれば、数秒から数十秒で画面に戻る事もあるようです。ところが国内のホテルや大手チェーンは、「サイトコントローラー」と呼ばれる部屋の在庫を管理するシステム(TL-リンカーンや手間いらずなど)を使っている事があります。
楽天トラベルやじゃらん、Hotels.com、公式サイトといった複数のサイトで販売する部屋を一元管理している訳なのですが、キャンセルされた1室は、一度ホテル側の大元の在庫に戻ってから、各予約サイトへ再配信されます。
この同期には通常でも数十秒から数分、夜間やアクセスが集中する時間帯には更に時間がかかる事もあります。その間に、別のサイトで誰かに部屋を取られてしまう可能性もあります。大抵の日程であれば問題になりにくいものの、連休や人気ホテルでは注意が必要です。
そしてこの問題については、クーポンを使って新しい予約を先に行ってしまい、確実に予約が出来た事を確認した上で古い予約をキャンセルするという手順にする事で回避する事ができます。
2,先着限定クーポンが使えなくなってしまう可能性
Trip.comのクーポンには「先着利用数限定」の条件がついているものが多く、先着の判定はクーポンを獲得した時点ではなく、予約の最終画面で決済が完了した時点で行われます。
つまり、決済ボタンを押したまさにその瞬間にキャンペーン全体の上限に達していれば、割引は弾かれてしまいます。先に古い予約をキャンセルしてからこれが起きると、最悪の場合は元より高くなってしまう可能性も考えられます。
ちなみにキャンセルした予約に使っていたクーポンは、有効な物であればアカウントへ自動で戻ります。先着枠が終わっていれば再利用はできませんし、期限切れのクーポンはそのまま失効してしまう点も注意しておきたい所です。
3,クレジットカード返金のタイムラグと利用枠の圧迫
お金の面でも、キャンセルしてすぐ手元に戻ってくるわけではありません。Trip.com側の返金処理は1〜5営業日ほどで終わる事が多いものの、クレジットカードの明細に反映されるまでにはカード会社の締め日が絡みます。そのため、予約直後にキャンセルしたとしても返金まで2週間から長いと2ヶ月ほどかかる事もあります。
4,外貨決済を選んでいた場合の為替差損と手数料
米ドルなどの外貨決済を選んでいた場合は、為替の変動による損失も無視できません。
クレジットカードに対して行われた請求を無かった事にする方法として「取消」と「返品」という2種類の手続きが存在します。取消の場合はその取引自体が無かった事になる為、金銭的なデメリットはありません。
しかし外資系OTAをはじめとするオンライン決済の場合は多くのケースが「返品/キャンセル」という扱いになり、返金時に適用されるレートは、「最初に決済した日」ではなく「カード会社に返金情報が届いた日」の物となります。
予約からキャンセルまでの間に円高が進んでいれば、返金される日本円は減りますし、円安になっていればキャンセルでより多くの額が返金されたという事例も実際に把握しています。
更にに多くのカード会社では、決済時にかかる3.85%前後の海外事務手数料が返金対象外になっていたり、返金時に手数料が差し引かれたりする事があります。
仮に5万円相当の宿泊代なら、海外事務手数料は約1,900円前後。10%引きのクーポンを使い5,000円分得したとしても実質3,100円ほど。もし予約からキャンセルまでの間に日が空き円高に振れていれば、それすら吹き飛ぶ可能性もあります。
安全にTrip.comの予約を取り直すための実践手順
それでも差額が1万円以上あって諦めがつかない…という場合、リスクをできるだけ抑えて取り直すなら、以下の順番で進めるのがお勧めです。深夜のテンションで一気に操作してしまわないよう十分注意して進めて下さい。
マイページで無料キャンセル期限を確認してください。予約詳細に表示されている期限がどこの時間を基準にしているかも併せて確認が必要です。
上記画像ではGMT+8は現地時間(フィリピンのホテル)、GMT+9は日本時間となります。
無料キャンセル期限が確認できたら元の予約はまだキャンセルせず、同じ日程・同じ部屋タイプを選び、値上がりしていないかをチェックの上で、クーポンコードを入力し、決済直前の最終確認画面まで進めてください。
予約が完了し新しい予約番号が発行されたら、すぐにマイページから古い方の予約を無料キャンセルします。
同じ宿泊者名・同じホテル・同じ日程の予約を放置すると、場合によっては重複予約と判定されて取り消される可能性もある為です。
狙っている部屋にもう空室が無い場合や値上がりしている場合、古い予約を取り消した瞬間に部屋ごと失う可能性が高いので、数千円の割引と天秤にかけると、そのままにしておく方が割に合うケースの方が多いのかなと思います。
夜中に旅の計画を立てていると、どうしても注意力が落ちてしまいがちです。以前、深夜に予約したホテルで禁煙室を選んだつもりがなぜか喫煙室になっていて…当日ドアを開けた瞬間、古い灰皿を湿らせたような強烈な臭いが…
予約を取り直そうとしている時は、最初の予約時より注意力が散漫になっている可能性があります。部屋の広さやベッドの台数、禁煙・喫煙の区分といった基本条件は、厳重に見直しておきたいところです。
Trip.comのクーポン後付けに関するまとめ
Trip.comには予約完了後にクーポンを後から適用する機能がなく、サポートに相談しても遡って割引してもらう事はできません。
浮かせたい金額が大きい時は、取り直しが唯一の手段になりますが、返金までのタイムラグ、外貨決済の手数料などを考えると、触らずにそのまま旅行した方が結局安く済む…なんて結末も普通にあり得ます。
使い忘れたクーポンを見つけた時の悔しさは、私個人としても非常~に分かりますが、手数料等も考慮し実質的に得する額がいくらになるのかを再計算の上で、冷静に判断、再予約を進める必要があります。
当サイトでは、Trip.comで予約したホテルのキャンセル方法や、支払い方法ごとの手数料の仕組みについてもまとめています。手続きの前に、あわせて覗いてみてください。
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